2.調査研究の目的

[研究の目的]
 本研究の目的は、平成15年度に作成した「教育メディア研修カリキュラムの標準案」を基にして、平成17年度の「標準案」を新たに作成することである。
 より具体的には、次の目標を達成する。

(1)  「教育メディア研修カリキュラムの標準案」(平成15年度案)の、研修項目、研修事項、研修細目、および、学習事項を修正して、新たな一覧表を作成する。
(2)  「教育メディア研修カリキュラムの標準案」(平成15年度案)の妥当性と活用容易性を明らかにする。
(3)  「教育メディア研修カリキュラムの標準案」(平成15年度案)に見られる自由選択性と「固定型標準案」の問題点を明らかにする。
(4)  研修カリキュラム作成を容易にするために、研修の「モデル・プラン」を数例作成する。

[用語の規定]
 平成14、15年度に行われた調査の結果から、従来の「視聴覚教育メディア」の用語を廃して、より一般的な「教育メディア」の用語を用いることにする。次いで、研修カリキュラムの内容を定めるために、使用してきた「研修項目」、「研修事項」、「研修細目」、および、「学習事項」をそのまま使うことにした。それらの関係は、以下に記す通りである。

<具体例>

研修項目:情報モラルと著作権、セキュリティ
  研修事項:有害情報の扱い
  研修細目:子ども用検索サイトおよび子ども用ブラウザの利用
  学習事項:子ども用検索サイトを使った検索の実施

 以上の用語に従って、「教育メディア研修カリキュラムの標準(案)」の一覧表、研修のモデル・プラン、研修モデル・コースのマトリクス、および、研修事例が作成されることになる。

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-- 登録:平成21年以前 --