文部科学省における奉仕活動・体験活動の推進に関する施策(平成20年度)

1.推進体制の整備等

奉仕活動・体験活動の推進・定着のための研究開発

(国立教育政策研究所に計上)
平成20年度要求額 55,669千円
[生涯学習政策局政策課]

  奉仕活動・体験活動に関する事業の推進と全国的な定着を支援するため、全国体験活動ボランティア活動総合推進センターを運営し、奉仕活動・体験活動に関する情報収集、情報提供を図るとともに、活動プログラム等の調査研究を行う。

地域ボランティア活動支援センターの在り方に関する特別調査研究(新規)

平成20年度要求額 265,000千円
[生涯学習政策局社会教育課]

  ボランティア活動希望者と受け入れ先との効果的なマッチング方法や関係機関・団体等との連携方策など、各地域のボランティア活動支援センターの体制整備について調査研究を行う。

2.学校教育における事業等

公立学校施設整備

(※内閣府で要求を行っている沖縄県分の金額を含む)
平成20年度要求額 225,830,000千円の内数
[文教施設企画部施設助成課]

  公立学校施設において、地域コミュニティの拠点となるようなバリアフリー化や地域の生涯学習活動等の拠点となるような複合化施設における交流スペース等を整備する。

豊かな体験活動推進事業

平成20年度要求額 3,549,344千円
[初等中等教育局児童生徒課]

  児童生徒の豊かな人間性や社会性を育むために、学校教育において様々な体験活動を充実させることが重要である。このため、他校のモデルとなる体験活動を実施し、その成果を全国に普及させ、小・中・高等学校等における豊かな体験活動の円滑な展開を推進する。

免許法事務担当者連絡協議会等(介護等体験実施連絡協議会)

平成20年度要求額 4,180千円
[初等中等教育局教職員課]

  「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律(介護等体験特例法)」により、普通免許状取得希望者に義務づけられた社会福祉施設等における7日間の介護等体験を円滑に実施するため、国・都道府県・大学・施設関係者等の連携・協議を図る。

インターンシップの推進

平成20年度要求額 5,380千円
[高等教育局専門教育課]

  大学等のインターンシップの全国的な普及・啓発を図るため、「インターンシップ推進全国フォーラム」を開催し、教育界、産業界等の関係者による情報・意見交換等を行う。

体験学習の推進(私立高等学校等経常費助成費補助金)

平成20年度要求額 93,740,000千円の内数
[高等教育局私学部私学助成課]

  私立小・中・高等学校等で社会奉仕体験活動やインターンシップ等を積極的に実施できるよう、都道府県に対して補助を行う。

3.青少年を対象とする事業等

奉仕活動・体験活動の推進・定着のための研究開発

(国立教育政策研究所に計上)
(再掲)平成20年度要求額 55,669千円
[生涯学習政策局政策課]

  奉仕活動・体験活動に関する事業の推進と全国的な定着を支援するため、全国体験活動ボランティア活動総合推進センターを運営し、奉仕活動・体験活動に関する情報収集、情報提供を図るとともに、活動プログラム等の調査研究などを行う。

放課後子ども教室推進事業(放課後子どもプラン)

平成20年度要求額 9,923,708千円
[生涯学習政策局生涯学習推進課]

  放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもたちの安全・安心な活動拠点(居場所)を設け、地域の多様な方々の参画を得て、学習活動や様々な体験・交流活動等を推進する取組を、厚生労働省と連携した総合的な放課後対策(放課後子どもプラン)として実施する。

かはく・たんけん教室

(独立行政法人国立科学博物館に計上)
[生涯学習政策局社会教育課]

  小学生以上の来館者を対象に、展示などに関連したテーマで観察・実験などを行い、自然科学に親しむきっかけとするとともに、科学や展示の基本的な事柄について体験的に学習できる場を提供する。

地域の科学舎推進事業

(独立行政法人科学技術振興機構に計上)
[科学技術・学術政策局基盤政策課]

  児童・生徒、保護者等を対象に科学館・博物館等が行う地域における理科や科学技術に関する取組支援や、地域住民を対象に科学館・博物館が先端技術を分かりやすく解説する講座の開設支援等を行う。

「ものづくり」人材の育成・確保の推進

平成20年度要求額 24,378千円
[研究振興局振興企画課奨励室]

  小中学生が適格な指導者の下で、発明・工夫への興味を高め、独創的なアイデアを活かしたものづくり体験を通じて、科学的に考察し、創意工夫することの喜びを体験させるとともに、知的財産に対する意識の育成を図る。

青少年体験活動総合プラン

平成20年度要求額 714,113千円
[スポーツ・青少年局青少年課]

  次代を担う自立した青少年の育成を図るため、小学校における長期自然体験活動の指導者養成等必要な支援に取り組むとともに、意欲を育む自然体験や多様な場を活用した生活体験など青少年の様々な課題に対応した体験活動を充実するためのプロジェクトを推進する。(平成19年度までの青少年の意欲向上・自立支援事業と省庁連携体験活動ネットワーク推進プロジェクトを統合)

非行等青少年のための立ち直り支援推進事業(新規)

平成20年度要求額 56,843千円
[スポーツ・青少年局青少年課]

  非行等問題を抱える青少年の立ち直りを支援するため、新たな社会活動の場を開拓する取組や地域社会全体で立ち直りを支援する体制づくりに関する調査研究を実施し、その成果を全国に普及する。

「子どもゆめ基金」事業

平成20年度事業費要求額 2,300,000千円
[スポーツ・青少年局青少年課]

  21世紀を担う夢を持った子どもの健全育成の推進を図るため、独立行政法人国立青少年教育振興機構に設置されている「子どもゆめ基金」により、民間団体が行う子どもの体験活動等への助成を行う。

独立行政法人国立青少年教育振興機構の管理・運営(「子どもゆめ基金」部分を除く)

(独立行政法人国立青少年教育振興機構に計上)
[スポーツ・青少年局青少年課]

  青少年の団体宿泊訓練その他の青少年の研修、青少年教育指導者その他の青少年教育関係者の研修、青少年教育に関する施設及び団体相互間の連絡及び協力の促進、青少年教育に関する団体に対する助成金の交付等を行うことにより、健全な青少年の育成及び青少年教育の振興を図る。

地域人材の活用による文化活動支援事業

平成20年度要求額 159,608千円
[文化庁文化部芸術文化課]

  地域の文化芸術人材を活用し、学校での文化芸術活動にかかる指導や、放課後や休日等における子どもたちの文化芸術活動を地域ぐるみで支援する体制整備を図る。

伝統文化こども教室事業

平成20年度要求額 2,060,587千円
[文化庁文化財部伝統文化課]

  次代を担う子どもたちに対し、土・日曜日などにおいて、学校、文化施設等を拠点とし、民俗芸能、工芸技術、邦楽、日本舞踊、武道、茶道、華道などを計画的、継続的に体験・修得できる機会を提供する。

4.主に成人一般を対象とする事業等

「学びあい、支えあい」地域活性化推進事業

平成20年度要求額 1,191,981千円
[生涯学習政策局社会教育課]

  住民のボランティア活動や家族参加の体験活動、地域の様々な課題を解決する取組などを通じて、「学びあい、支えあう」地域のきずなづくりを推進する。

地域の科学舎推進事業(再掲)

(独立行政法人科学技術振興機構に計上)
[科学技術・学術政策局基盤政策課]

  児童・生徒、保護者等を対象に科学館・博物館等が行う地域における理科や科学技術に関する取組支援や、地域住民を対象に科学館・博物館が先端技術を分かりやすく解説する講座の開設支援等を行う。

国立科学博物館ボランティア制度

(独立行政法人国立科学博物館に計上)
[生涯学習政策局社会教育課]

  国立科学博物館ボランティアはボランティア志望者が研修を受け、施設や展示の案内、講座や観察会等の行事における青少年への指導助言など学習支援活動全般にわたる活動を行う。

日本科学未来館におけるボランティア活動

(独立行政法人科学技術振興機構に計上)
[科学技術・学術政策局基盤政策課]

  難解と考えられがちな最先端の科学技術を、最新の映像や参加体験型の展示手法を用い、青少年をはじめとする国民一般にわかりやすく紹介する情報発信の拠点として機能する日本科学未来館においてボランティアを積極的に受け入れ、活用する。

文化ボランティア活動推進事業

平成20年度要求額 74,789千円
[文化庁長官官房政策課]

  国民の文化芸術活動への参加方法の一つである文化ボランティア活動の推進を図るため、文化ボランティア、文化ボランティア・リーダー及びコーディネーター等の活動支援および養成、そのためのプログラム開発等を行うなど、文化芸術の振興を支える文化ボランティアが一層活性化するために、環境整備を図る。

5.施策としては直接奉仕活動等の推進を目的とするものではないが、事業実施の上で、ボランティアの参加も想定される事業

全国生涯学習フェスティバル

平成20年度要求額 112,650千円
[生涯学習政策局生涯学習推進課]

  生涯学習の一層の振興に資するため、民間の企業、団体、個人等の活力を活用しながら、生涯学習に関する各種のイベント、学習成果を発表するための場・講演会・シンポジウム等を集中的に開催し、人々の学習意欲を高めるとともに、学習活動への参加を促進することを目的とする。

「学びあい、支えあい」地域活性化推進事業(再掲)

平成20年度要求額 1,191,981千円
[生涯学習政策局社会教育課]

  住民のボランティア活動や家族参加の体験活動、地域の様々な課題を解決する取組などを通じて、「学びあい、支えあう」地域のきずなづくりを推進する。

学校支援地域本部(仮称)事業(新規)

平成20年度要求額 20,495,405千円の内数
[生涯学習政策局社会教育課]

  教育委員会、PTA、地元企業等の支援団体の協力を得て、全国の中学校区単位に学校と地域との連携体制の構築を図り、地域全体で学校教育を支援する体制づくりを推進する。

地域の図書館サービス充実支援事業

平成20年度要求額 25,830千円
[生涯学習政策局社会教育課]

  公立図書館の在り方に関する調査研究及び検討を行うとともに、図書館の課題解決支援機能や各種団体・機関との連携・協力、市町村合併等を踏まえた全域サービス、危機管理等の充実を図るため、実践的な調査研究を行う。

団塊世代等社会参加促進のための調査研究

平成20年度要求額 291,327千円
[生涯学習政策局社会教育課]

  高齢者や団塊世代等が、これまで職業や学習を通じて培った経験を活かして、学校や地域社会で活躍できるよう、全国規模での「教育サポーター」制度の創設に向けた実証的な調査研究及び検討を行い、標準的な教育サポーター制度を構築する。

地域における家庭教育支援基盤形成事業(新規)

平成20年度要求額 2,214,027千円
[生涯学習政策局男女共同参画学習課]

  身近な地域において子育てサポーターリーダー等で構成する「家庭教育支援チーム」を創設し、情報や学習機会の提供、相談体制の充実をはじめとするきめ細かな家庭教育支援を行うことにより、家庭教育支援基盤の形成を促進する手法の開発を行う。

子どもの生活リズム向上プロジェクト

平成20年度要求額 236,360千円
[生涯学習政策局男女共同参画学習課]

  子どもの望ましい基本的生活習慣を育成し、生活リズムを向上させる「早寝早起き朝ごはん」国民運動の全国各地域における一層の取組が図られるよう、普及啓発や先進的な実践活動等の効果について調査研究を行う。

独立行政法人国立女性教育会館

(独立行政法人国立女性教育会館に計上)
[生涯学習政策局男女共同参画学習課]

  女性教育指導者その他の女性教育関係者に対する研修、女性教育に関する専門的な調査及び研究等を行うことにより、女性教育の振興を図り、もって男女共同参画社会の形成の促進に資する。独立行政法人国立女性教育会館では、生涯学習の促進及び女性の能力開発、社会参加につながる活動として、ボランティアを受け入れている。

道徳教育実践研究事業(新規)

平成20年度要求額 284,985千円
[初等中等教育局教育課程課]

  道徳教育の指導方法、指導体制等に関する実践的な研究等を行い、道徳教育の推進を図る。

新世紀国際教育交流プロジェクト 高校生交流の推進

平成20年度要求額 32,037千円
[初等中等教育局国際教育課]

  日本人高校生及び海外の高校生を相互に交流させ、一般家庭でのホームステイや相手国の高校への体験入学、ボランティア活動等を通じ、生徒の異文化理解と国際的心情を育み、日本と海外の国々との相互理解と友好親善に資する。

総合型地域スポーツクラブ育成推進事業

平成20年度要求額 737,913千円
[スポーツ・青少年局生涯スポーツ課]

  子どもから高齢者まで、地域住民の誰もが身近にスポーツに親しむことができる場となる、総合型地域スポーツクラブの全国展開を一層推進するための事業を実施する。

お問合せ先

生涯学習政策局社会教育課

-- 登録:平成21年以前 --