ツール名 | まごころカード |
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団体名 | 神奈川県小田原市 |
ツール活用開始年月 | 平成14年4月 |
表彰対象者 | 1.市内に住所を有する方で、国内外でボランティア活動を行った人 |
2.市内でボランティア活動を行った人 | |
表彰人数 | 14年度 594枚 |
15年度 683枚 |
小田原をボランティアをはじめとした市民活動で支えあっていくまちにするため、ボランティア活動を行ったことを市長が市民の代表として感謝するものである。
表には小田原市長名で「ボランティアとして活動したことを市民を代表して感謝する」旨の文章、裏面には具体的な活動内容と期間を付記している。A4サイズのものと名刺サイズのものがある。
ボランティア活動への参加意欲の醸成や参加層の拡大など、活動をいっそう活発化、定着化させるとともに、新たな活動の芽を伸ばし育てる。
時間や期間等の規定はなく、ボランティアをはじめとする市民活動。
随時受け付けをする。広報、チラシ等で情報提供するほか、大規模な市民活動(例えば川の一斉清掃など)の際は、当日独自の申請用紙で受け付ける。
自薦・・・「まごころカード申請書」に氏名・住所・活動した内容等を記入し申し込む。その際、活動を確認した方にコメント等を添え書き欄に書いていただく。
推薦・・・「まごころカード申請書」に推薦したい人の氏名・住所・活動した内容などを記入して申し込む。
添え書きが記入されている場合は、内容について確認する。
「まごころカード」の目的が新たな市民活動の芽を伸ばし育てることであるため、特に基準は設けずに交付している。
「ボランティアは無償の行為であるから、名誉のため、証明書をもらうためにやっているわけではない」「証明書発行の細かな規定はなく第三者の証明さえあれば団体の活動でなく、個人の活動でも受理されてしまう」「悪用されかねない」等の意見もあった。市民活動にも讃えあう、感謝する気持ちは励みになるということを理解してもらうのに苦労した。
「まごころカード」のシステムを作るまで、他に参考にする例があまりなく検討を重ねたが、活用を開始してからは多くの申請を受けている。
小中学生など若者が「まごころカード」を申請するケースも多く、総合学習などとあわせてボランティア活動を行うきっかけとなっている。
カード取得を目的として市民活動に参加する人も多くの中にはいるかもしれないが、その活動を通じて市民活動に目覚める人もいる可能性があり、市民活動のすそ野を広げるひとつのツールとして役立てていく。
青少年など若者の社会参加を促し、市民活動への参加層を厚くするためのきっかけづくりとして「まごころカード」をPRしていく。
小田原市内在住の神奈川県立高等学校3年生が、「まごころカードを頂いたことが励みになり、色々なボランティア活動に参加している。また、ボランティアに対する意見などを書いてテンダーハート賞(主催:高校生のボランティア活動を励ます大学連合)に応募したら賞に選ばれた。市長さんに感謝したい。」と市長室を訪れ、市長へ受賞の報告と感謝の気持ちを伝えた。
生涯学習政策局社会教育課
-- 登録:平成21年以前 --