学校の概要
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体験活動の概要
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本校区は概要でも前述したとおり,校区のほとんどが宅地・マンションであり,自然環境に乏しいため自然体験が不足している。また,開校当初から生活科・社会科を中核にしながら地域のよさを学びとり,自らの生き方へと高めてきた。そこで,自然豊かで農業が盛んに行われている夜須町(毎年,宿泊学習で利用)を豊かな体験の場として選定し,生産にかかわる仕事を核に以下のような目標を設定した。
まず,夜須町の概要(土地の使われ方・主な産業・特産物など)をインターネットや夜須町のパンフレットを中心に調べる活動を行った。そして春日市と比較していく中で,自然が多く農業が盛んな地域であると認識を高めていった。
【インターネットの利用】
【パンフレットの活用】
具体的な体験活動として7月と11月に夜須町の農家7件に分かれて農業体験を行った。都心部で生活する子どもたちにとっては,どんな仕事も新鮮だったようである。実際に体験したことで,仕事の大変さや難しさと共に,農家の方の生産物に対する思いを十分に感じ取っていくことができた。
1回目体験内容 | 2回目体験内容 | |
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A班 |
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B班 |
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C班 |
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D班 |
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E班 |
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F班 |
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G班 |
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【A班・田植箱の積込】 |
【B班・ビニルハウス片づけ】 |
【C班・トマト収穫】 |
【D班・椎茸の収穫】 |
【E班・牛の餌やり】 |
【F班・炭の窯だし】 |
【G班・柿の摘果作業】 |
子どもたちは農業体験で感じたことや学んだことについて,個人やグループで振り返っていった。具体的には目標で掲げている「勤労観」・「生き方」・「ふれあい」・「夜須町のよさ」について振り返っていった。
このような振り返り活動をとおして,農業体験によって芽生えた思いを自分の見方・考え方・価値観として高めていった。そして,最後の春日市・夜須町の交流会に向けて,内容を精選させながら,各グループごとのプレゼンテーション作りを行っていったのである。
【学校支援委員会の組織図】
【第1回活動指導員連絡会の様子】
月 | 主な取り組み | 内容 |
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3月 |
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4月 |
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5月 |
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6月 |
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7月 |
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12月 |
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活動に際して最も留意したのは安全面である。保険の加入はもちろんのこと,7月と11月という季節に応じた活動時間や内容・給水・食事など特に綿密に打ち合わせを行った。そして緊急時における移送病院先,対応マニュアル,連絡網を準備した。
初等中等教育局児童生徒課
-- 登録:平成21年以前 --