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子供と話そう [子どもと話そう]ニューズレター    

子どもと話そう
  [子どもと話そう]ニューズレター
第9号 平成12年9月27日
発行:文部省生涯学習局生涯学習振興課
〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関3-2-2
 TEL: 03-3581-4211(ex 2642,2092)
 FAX: 03-3597-9197
 e-mail: voice@monbu.go.jp
News  Letter Vol.9  
       

◎ 「子ども霞ヶ関見学デー」特集

「慎吾ママ」も現る 〜ますますパワーアップ「子ども霞が関見学デー」

 文部省では、「[子どもと話そう]全国キャンペーン」の一環として、子どもたちが夏休みに省庁等の施策に対する理解を深めてもらい、広く社会を知る体験活動として、27の省庁等が連携して、8月23日(水)、24日(木)の2日間にわたり、「子ども霞が関見学デー」を実施しました。
 当日は、子どもたちが霞が関を自由に歩くことができるよう、「子ども霞が関見学マップ」と、参加証となる「子ども霞が関パスポート」を配布し、各省庁等ごとにその特色を生かしたプログラムが実施されました。また、スタンプラリーも実施され、快晴の中、多くの子どもたちが霞が関を元気に歩いて回る姿が見うけられました。   文部省では、文部大臣室見学と大臣との懇談が行われるとともに、省内の各所に設置されたパネルなどの展示の見学や、体験活動コーナーなどにおいて、南極の氷に手をふれたり、実際にさかなやカブトムシなどを手に取ったり、様々な遊びにチャレンジするなど充実した一日を過ごしました。
 また、23日には、SMAPの香取慎吾さんが扮する「慎吾ママ」が文部省を訪れ、大島文部大臣から「[子どもと話そう]全国キャンペーン推進リーダー」の委嘱を受けた後、虎ノ門ホールで行われた「「おっはー」イベント」にスペシャルゲストとして登場し、イベントに参加した子どもたちと一緒に「おはロック」を歌いました。
 慎吾ママはその後郵政省と農林水産省を訪れ、見学デーの初日を大いに盛り上げました。
 この見学デーでは、イベント参加者を含め、文部省を訪れた子どもたちや引率者は2日間で約1600名、霞が関全体でも約4000名にのぼり、大盛況のうちに終了しました。この模様は、テレビなどを通じて大きく報道され、反響を呼びました。

おっはー
慎吾ママの合図で、大臣も子どもたちも
一緒に「おっはー」

子どもたちにサインをねだられる大臣
子どもたちにサインをねだられる大臣 
マナビィ

  文部省の玄関では、生涯学習のマスコット
 「マナビィ」がお出迎え



◎ キャンペーン特別企画 「2000年子ども国会」

「2000年子ども国会」を取材する「子ども記者」大活躍


 8月2日から3日にかけて、参議院で「2000年子ども国会」が開催されました。この会議には、全国から公募によって選ばれた小中学生252人が出席し、本会議と委員会に分かれて活発な意見交換が行われました。
「[子どもと話そう]全国キャンペーン」の一環として、青森県八戸市立白山台小学校の中村友利恵さん(小6)と神代千寿子さん(小5)の2人が「子ども記者」としてこの「2000年子ども国会」を取材しました。取材の後、子ども国会の模様を文部大臣と会って報告をし、教育のことや将来の夢について親しく懇談しました。
 2人は国会の様子について、「議事堂の雰囲気がすごく厳かで、とても緊張しました。実際に足を踏み入れると、ああ、ここで日本の政治が行われているんだなあということを実感しました。」と率直な感想を話していました。

大臣の話に熱心に耳を傾ける子ども記者たち
写真左より大島文部大臣、中村友利恵さん、
神代千寿子さん、引率の楢木慎一先生

大臣の話に熱心に耳を傾ける子ども記者たち


◎ これから行われる事業の紹介

『十五才−学校IV−』親子試写会に親子で300組600名様ご招待


 11月11日(土)より公開される山田洋次監督作品「十五才−学校−」の親子試写会を、11月3日(祝)に有楽町・朝日ホールで行います。観覧ご希望の方は、下記の要領にてご応募ください。 

日   時:11月3日(祝) 12:00開場 12:30開演 
場   所:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11階) 
応募方法:はがきに郵便番号・住所・氏名・年齢・職業・
       お子さまの学年・電話番号をご記入のうえ、
       下記宛先にご応募ください。
宛   先:〒104−8422 松竹(株)『十五才−学校−』親子
       試写会M係
       また、ホームページでもご応募できます。
        http://www.shochiku.co.jp/gakko4/main.html
締   切:10月23日(月)消印有効

15才学校4

山田洋次監督

(「[子どもと話そう]全国
 キャンペーン」参加作品)


荒川クリーンエイド・フォーラム2000


 荒川の下流地域において活動している荒川クリーンエイド・フォーラムでは、この秋に荒川の一斉清掃活動を行います。
 この荒川クリーンエイド・フォーラムは、荒川下流の2市9区(川口市、戸田市、板橋区、北区、足立区、葛飾区、墨田区、江東区、江戸川区、荒川区、台東区)を中心に地域の様々な市民団体が連携してできたもので、市民団体のほか、企業・自治体などと協力し、河川の清掃活動だけでなく、捨てられるごみの種類を調査する活動、水質調査活動、自然観察活動、荒川上流の人々との交流など、幅広い活動を通して自然保護を訴えかけています。昨年にはNPO法人となりました。 
 秋のクリーンエイド期間は10月1日〜11月30日、一斉清掃集中日は10月22日(日)です。昨年の活動では、32の会場で約5600人の参加者があり、子どもの参加も1900人ありました。参加資格は特になく、どなたでも参加することができます。

問合せ先:荒川クリーンエイド・フォーラム  03-3654-7240    http://www.ara.or.jp/ac



◎ 取組事例紹介

土曜日・夏休み専修学校体験学習

 文部省「全国子どもプラン」の一環として、心豊かな子供たちをはぐくみ、職業に対する意識を持ってもらうことを目的として、各都道府県の専修学校が夏休みや学校週5日制による土曜日を用いて、子どもたちに体験的な学習機会を提供しています。   その中で、沖縄県内の専修学校14校では、一致協力して「専修学校「生き・活き」体験学習企画実施委員会」のもとに、小・中・高校生とその保護者を対象とした体験学習の機会が設けられました。専修学校が持つ専門的な技術を教えるための人や設備を利用して様々な講座が開講され、多くの子どもたちが楽しく学習活動を行いました。
 ビジネス系の専門学校ではパソコンやインターネット講座が開かれ、中には、画像を合成して自分だけのオリジナル作品を作るといった内容もありました。   和裁系の学校では、最近見直されてきている浴衣を自分で制作したり、着付けをする講座が開かれ、その中で日本の伝統文化を改めて体験する試みが行われていました。
 また、高齢化社会にある中で注目を集めている介護福祉の体験活動から、思いやりの心と他者を尊重する心をはぐくもうとする講座など、時代のニーズにマッチしたものもありました。 
 夏休みの講座は終了しましたが、秋から開始された一部の講座は現在も続けられており、一番長い「楽しいお茶作法」講座では、来年の2月まで続けられています。


影絵コンサート「葉っぱのフレディ」特別公演


わたしたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。
    生きるとはどういうことだろう。

 「命」とは? 「死」とは? この難しい問いに対して正面から取り組み、親しみやすい言 葉で書かれてベストセラーとなった「葉っぱのフレディ」。この童話は、身の回りの出来事に対  して一つひとつ疑問を持ち、考えはじめた子供たちに、そういった時のことをを忘れずに、大 切に伝えていきたいと考えている大人の方々に、しみいるような言葉で感動を与えてくれまし  た。
 この物語が装いも新たに、9月23日(祝)、中野サンプラザホールにおいて上演されました。
(株)アクターズプレイヤー「葉っぱのフレディ」実行委員会によるこの特別公演は、色彩豊かに繰り広げられる影絵と生演奏を用いて行われ、童話を読んだ方にはひと味違った新たな感動を呼び起こし、読んだことのない方には目と耳からの強烈な印象をもたらしていました。


◎ 生涯学習フェスティバルのご案内

第12回全国生涯学習フェスティバル
 まなびピア三重2000

 ☆今年の全国生涯学習フェスティバルは、11月1日(水)〜11月5日(日)までの5日間、三重県(四日市市、津市、伊勢市、 松阪市、上野市、東紀州地域)で開催されます。
 この、全国生涯学習フェスティバルは今年 で12年目を迎え、期間中には、生涯学習見 本市、体験広場の開設をはじめ、各種講演会、 シンポジウムなど生涯学習に関する様々な催  しが開催される予定です。 
 多数の御参加、御来場をお待ちしています。 

  お問い合わせは、
  第12回全国生涯学習フェスティバル
  実行委員会三重県事務局まで
  TEL 059-224-3325
   http://www.pref.mie.jp/SHOGAKU/manabi/

まなびピア三重2000


[子どもと話そう]全国キャンペーンの概要

 子どもたちをめぐる問題は、ナイフを使用した殺傷事件、学校でのいじめ、性をめぐる問題など、極めて深刻な状況にあります。こうした中、文部省では、平成9年8月来、家庭や地域社会全体で子どもとふれあい、話し合う機会を充実するとともに、心豊かな子どもたちを育むため、「[子どもと話そう]全国キャンペーン」を実施しています。 
 私たちは、大人が日頃から子どもたちとふれあい話し合う時間を持つことによってはじめて、彼らの心のシグナルに気づき、受け止めることができるようになる、心の奥で悩み、救いを求めている子どもたちに正面から、暖かくかつ毅然と向かい合うことができるようになる、と考えます。
 文部省では、キャンペーンロゴマークの使用、本ニュースレターでの紹介などを通じて、皆様のキャンペーンへの参加・協力を支援しています。  各機関、団体・企業等におかれては、このキャンペーンの趣旨を御理解いただき、引き続き積極的な取組を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。



○ キャンペーンの御案内
 キャンペーンに参加いただける場合、文部省で作成したロゴマーク、ポスター、チラシ等の図案を御利用いただけます。これらの図案の使用を希望される団体、キャンペーンの協賛事業を実施される団体や、ポスターの掲示や広報誌等への掲載によりキャンペーンの趣旨を普及宣伝していただける団体におかれては、各都道府県・政令指定都市教育委員会又は文部省生涯学習振興課までお問い合わせください。 
 キャンペーンの詳細については、文部省のホームページ( http://www.monbu.go.jp/kodomo/kodomo.html )も御覧ください。

○ 本ニューズレターへの掲載について

 本ニューズレターでは、これからも、民間団体、各省庁、地方公共団体などの取組事例を具体的に紹介していきたいと考えております。
 掲載の御希望がございましたら、文部省生涯学習振興課までお気軽に御連絡ください。



☆[子どもと話そう]全国キャンペーンは全国で展開しています。各地でキャンペーンの輪が広がるよう、御家族や近所のお子さま、管下の市(区)町村、各地の小・中学校等にも幅広く配布・周知していただければ幸いです。 
(このニューズレターは自由に複写・配布できます。)