戻る
子供と話そう [子どもと話そう]ニューズレター    

子どもと話そう
  [子どもと話そう]ニューズレター
第11号   平成12年12月28日
発行:文部省生涯学習局生涯学習振興課
〒100-0013   東京都千代田区霞ヶ関3-2-2
TEL: 03-3581-4211(ex 2642,2092)
FAX: 03-3597-9197
e-mail: voice@monbu.go.jp
News  Letter   Vol.11  
       

「おっは〜!」ポスター完成!
今年の夏、キャンペーンの推進リーダーになっていただいた「慎吾ママ」バージョンのポスターが完成しました。このポスターは、116,000部作成し、全国の国・公・私立の小中学校や公民館、博物館、図書館、子どもセンター、子ども放送局などに広く配布しているところですので、新学期には、みなさんの学校や身近な場所で、元気に「おっは〜!」と話しかけてくれる慎吾ママに会えます。お楽しみに!

小野文部事務官と慎吾ママ
小野文部事務官に出来あがったポスターを届けに来てくれた”慎吾ママ”

慎吾ママポスター
慎吾ママポスター

 

◎   その他の取組事例

三宅島から避難生活をしている子どもたちに、演劇「カラフル」を上演

   三宅島の噴火活動により、避難生活を余儀なくされた三宅島の住民の方々のうち、子どもたちは、東京都あきるの市にある全寮制の都立秋川高校で生活しています。
   全国から、たくさんの支援物資やボランティア団体による支援が寄せられているようですが、文部省では、子どもたちに、役者や演出家の方や舞台監督と直接に話したり、舞台の出来上がるまでや上演のお手伝いをすることで、‘つくりあげる喜びを体感してもらう’ことと‘地域住民とのコミュニケーション’を目的として、キャンペーン事業を企画しました。
   慣れない環境での生活の中、秋川高校の生徒、保護者、教職員や地域の住民の方々を無料招待して実施したこのお芝居には、約300人の参加者が集まり、素晴らしい感動を共有することができました。
   演劇「カラフル」は、森   絵都さんの原作で、企画プロデュースを(有)ヘヴンリーバンブーが行っています。主人公はこの世の中に嫌気がさし自殺した中学生の男子で、そのさまよう魂を仮の身体に宿し、その男子の家族や友人たちとの関わりを見直すことで、これまでとは別の視線で自分自身を見つめる自分探しをする、という内容であり、同世代の子どもたちには、共感できるエピソードがたくさん盛り込まれた内容となっています。
   テレビで見かけたことのある俳優や女優の迫力のある演技を間近で見ることや、舞台裏のお手伝いなども、子ども達にとって、とてもいい体験となりました。

◎   これから行われる事業の紹介

子どもとお金の教室

   お金は、現在の生活において、欠くことのできない物資購入等のツールとなっています。
   子どもたちに、お金の大切さや価値を知ってもらうためのわかりやすいホームページが開設されていますが、ご覧になったことがありますか?
   ホームページの中で、特に工夫されている点は、物語「タマゴのねうちとお金のねうち」です。この物語は、タマゴを生産している家族が、ある時はニワトリの病気や環境問題、価格のことなど、さまざまな困難を家族全員で協力して乗り越え、おいしいタマゴをお金に換えていく姿を描いているところです。こんなに苦労して生産されたタマゴ1個の値段は、約10円です。
   何気なく食べているタマゴや、現代の子どもたちにとって、あまり価値の感じなくなっている10円に、どれだけの重みがあるのか、このホームページを覗いて感じたり、家族や友人と話し合ってみませんか?

ホームページアドレス:http://homepage1.nifty.com/kihirada/sub16.htm
Eメールアドレス:izumi@tkh.att.ne.jp

◎   御報告と御礼

第12回全国生涯学習フェスティバル

まなびピア三重
○   11月1日(水)〜11月5日(日)にかけて三重県にて全国生涯学習フェスティバルが開催されました。
   毎年開催している本フェスティバルは、開催県毎に特色を出し工夫いただいており、今年も県内の各所にて、趣向を凝らしたイベントや参加団体による生涯学習の成果の発表や交流の場として、大変にぎわいをみせ、非常にたくさんの方々に御参加いただき、大変盛況に終えることが出来ました。
   御協力・御参加いただきました各団体の方々に、御礼申し上げます。
   また、本フェスティバルに御参加いただける団体を今後も募集していますので、お気軽に文部省まで、お問い合わせください。
   なお、来年は、10月11日(木)から15日(月)まで山形県で、次いで平成14年は石川県、15年は沖縄県で開催される予定です。

にぎわいをみせる会場 にぎわいをみせる会場


[子どもと話そう]全国キャンペーンの概要

   子どもたちをめぐる問題は、ナイフを使用した殺傷事件、学校でのいじめ、性をめぐる問題など、極めて深刻な状況にあります。こうした中、文部省では、平成9年8月来、家庭や地域社会全体で子どもとふれあい、話し合う機会を充実するとともに、心豊かな子どもたちを育むため、「[子どもと話そう]全国キャンペーン」を実施しています。
   私たちは、大人が日頃から子どもたちとふれあい話し合う時間を持つことによってはじめて、彼らの心のシグナルに気づき、受け止めることができるようになる、心の奥で悩み、救いを求めている子どもたちに正面から、暖かくかつ毅然と向かい合うことができるようになる、と考えます。
   文部省では、キャンペーンロゴマークの使用、本ニュースレターでの紹介などを通じて、皆様のキャンペーンへの参加・協力を支援しています。

   各機関、団体・企業等におかれては、このキャンペーンの趣旨を御理解いただき、引き続き積極的な取組を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。


○   キャンペーンの御案内
   キャンペーンに参加いただける場合、文部省で作成したロゴマーク、ポスター、チラシ等の図案を御利用いただけます。これらの図案の使用を希望される団体、キャンペーンの協賛事業を実施される団体や、ポスターの掲示や広報誌等への掲載によりキャンペーンの趣旨を普及宣伝していただける団体におかれては、各都道府県・政令指定都市教育委員会又は文部省生涯学習振興課までお問い合わせください。 
   キャンペーンの詳細については、文部省のホームページ( http://www.monbu.go.jp/kodomo/kodomo.html )も御覧ください。


○   本ニューズレターへの掲載について

   本ニューズレターでは、これからも、民間団体、各省庁、地方公共団体などの取組事例を具体的に紹介していきたいと考えております。
   掲載の御希望がございましたら、文部省生涯学習振興課までお気軽に御連絡ください。



○[子どもと話そう]全国キャンペーンは全国で展開しています。各地でキャンペーンの輪が広がるよう、御家族や近所のお子さま、管下の市(区)町村、各地の小・中学校等にも幅広く配布・周知していただければ幸いです。 
(このニューズレターは自由に複写・配布できます。)