[子どもと話そう] News letter Vol.1
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子どもと話そう

 [子どもと話そう]

News letter Vol.1

    平成9年11月21日号


は じ め に

  このたび、文部省では、[子どもと話そう]全国キャンペーンについて、各方面での特色ある事例等を取り上げ、関係の機関や団体・企業宛に送付することとしました。
 各機関、団体・企業におかれては、このキャンペーンの趣旨を御理解いただき、積極的な取組を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

文 部 省 よ り お 知 ら せ〜[子どもと話そう]全国キャンペーンの現況

 文部省では、[子どもと話そう]全国キャンペーンについて、国立の施設等機関、関係省庁、各都道府県・指定都市教育委員会、民間の法人、団体、企業など幅広く関係方面に呼びかけ、「キャンペーン」の趣旨に即した取組を求めてきました。文部省における関連の事業や広報活動の実施はもとより、関係の19省庁、全都道府県・指定都市教育委員会の参加の下、「キャンペーン」は広がりつつあり、それぞれの立場から積極的に様々なプランが実施・計画されつつあります。また、民間の法人や団体、企業などにおいても、「キャンペーン」の趣旨に賛同して様々な取組が実施・計画されつつあります。
 これらの取組について、10月末段階での状況は次のとおりです。

 [子どもと話そう]全国キャンペーン 参加数まとめ 
文部省まとめ分 都道府県・指定都市 ※2 まとめ分<参加事業数>
関係省庁 ※1     19省庁 教育委員委員会   1113事業
都道府県・指定都市        全ての都道府県・指定都市    
国立青少年教育施設   28施設 知事部局等      498事業
国立博物館,美術館等   7施設 市町村 ※3    1966施設
国立大学,高等専門学校等 31校 民間  232事業(168団体)
民間(法人,団体,企業等)169団体 事業数計      3809事業
うち文部省所管法人   52団体

 ※1 警察庁、総務庁、経済企画庁、科学技術庁、環境庁、国土庁、法務省、外務省、国税庁、厚生省、農林水産省(林野庁、水産庁)、通商産業省、運輸省(海上保安庁)、郵政省、労働省、建設省。
 ※2 都道府県・指定都市については、全都道府県・指定都市がキャンペーンに参加。
 ※3 市町村については、各都道府県の1429市町村(全体の約45%)がキャンペーンに参加。

 ◎ 取組事例紹介コーナー 

 ここでは、民間の団体・企業、関係省庁、地方公共団体そして文部省におけるキャンペーン事業についていくつかの事例を紹介します。

 ☆ 民 間 団 体 の 取 組 よ り 
○(社)日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
 17クラブすべてにおいて、ファミリーサッカー教室等のキャンペーン参加事業を実施するほか、Jリーグ公式戦のハーフタイム等において放送などによりキャンペーンを紹介。

○(財)全日本ボウリング協会
 「親子ボウリング教室」として、学校週5日制による2回の休業土曜日に、親子を対象としたボウリング教室を行うほか、ポスターを加盟の全ボウリング場に掲示。

○(社)日本ビリヤード協会
 全国のビリヤード協会加盟店有志約300店において、高校生以下の子どもたちとその家族を対象とした「親子のふれあいビリヤード」を実施。

○(社)全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会
 東京都内1450軒の公衆浴場に、キャンペーンのロゴマークが入ったポスターを掲示。神奈川県、新潟県でも同様の取組を実施。

○日本通運
 水曜日を「子どもと話す日」として、残業を控えるよう社員に呼びかけることをはじめとして、事業所等でのポスターの掲示など社内でキャンペーンを実施。

○小田急トラベルサービス
 小田急線鉄道駅全駅(69駅)にポスターを無料で掲示(期間は9月22日(月)から28日(日)の1週間)。

○日本百貨店協会、日本チェーンストア協会
 加盟各店に親子のふれあいのイベントなどを通じたキャンペーンへの参加を呼びかけ。

○(社)全国個人タクシー協会
 キャンペーンの趣旨を普及宣伝するためのシールを、約55万枚、独自に作成し、全国の個人タクシーに配布。

  この他、(社)日本PTA全国協議会、(社)全国子ども会連合会、(財)日本レクリエーション協会、(財)日本釣振興会など、169の団体・企業等が現在キャンペーンに参加・協力しています。

 ☆ 関 係 省 庁 の 取 組 よ り 
  [子どもと話そう]全国キャンペーンには、文部省からの呼びかけに応じて19省庁から参加いただいております。
<例>
○厚生省

・「老人ホーム一日体験」全国キャンペーン事業
 中学生を対象として、特別養護老人ホーム等の一日体験事業を行うとともに、感想文を募集(平成9年9月27日)。
・おもちゃ図書館ボランティア育成事業
 おもちゃ図書館ボランティア(障害児がいろいろなおもちゃを通して遊びに親しむことを目的にしたボランティア活動)を研修等により支援するとともに、その普及のための展示会等を各地で開催。

○ 環境庁
 各地の子どもエコクラブ等による親子参加活動等の自然体験活動を実施。

○ 農水省
 各地で農林漁業に関する親子での体験学習などを実施。

 ☆ 都道府県・政令指定都市の取組より 
<例>
○福島県
 県のイメージコピー「うつくしま、ふくしま」を活用し、「[子どもと話そう]うつくしまキャンペーン」という名称で広報活動を実施。また、「知事と子供の懇談会〜知事と語ろううつくしまホームルーム」を実施。

○愛知県
 県内の大手企業(東海銀行、中部電力株式会社、トヨタ自動車株式会社)に対し、個別にキャンペーン参加の依頼。東海銀行愛知県内支店約180店舗でチラシを配布。

○長野県
 自然に親しむ親子のつどい「飯田線ロマンの旅」を実施。JR東海の協力を得て、特急「伊那路」に親子で乗車、野外での星空観察などを実施(9月13日〜14日)。また、ラジオ、テレビ等を使ったキャンペーンの広報、普及活動を積極的に実施。

○高知県
 小・中・高等学校の児童生徒と知事が将来の夢や悩みごとについて話し合う「夢・こころ語らい事業」を実施(平成9年10月〜平成10年2月)。

 ☆ 文 部 省 の 取 組 よ り 
 ○子どもの文部省見学デー(8月28日) 
 一般から公募した子どもたちを対象とした文部省見学を実施。文部省の仕事に対する理解を深めてもらうことが目的。約90人の子どもたちは、職員の案内のもと、約1時間かけて文部省を見学した後、小杉前文部大臣と懇談した。大臣からは、「今日、文部省を見学したことを、是非家に帰ってから家族のみんなと話し合ってください」と話しかけた。 

 ○子ども悩み相談に関するフォーラム(11月4日) 
 今日、依然として憂慮すべき状況にあるいじめ問題をはじめ、性の問題、自分の生き方や家族・友人関係等で悩む子どもたちを支援する体制の充実のため、電話相談等に携わる関係機関や団体が相互に情報を交換し、連携の強化を図る「子供悩み相談に関するフォーラム」を11月4日、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催。 

 ○家庭教育支援に関する全国研究協議会開催(11月25日) 
 家庭教育の充実のための支援方策について研究協議を行う標記協議会を、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて今年度はじめて開催する。今回は、「心豊かな子どもたちをはぐくむために」をテーマに、基調講演、パネルディスカッション、分科会に分かれた討議を行うこととしている。 


 ○ キャンペーンの御案内
 キャンペーンに参加いただける場合、文部省で作成したロゴマーク、ポスター、チラシ等の図案を御利用いただけます。
 キャンペーンの関連事業を実施される団体やポスター等の掲示によりキャンペーンの趣旨を普及宣伝していただける団体におかれては、文部省生涯学習振興課〔電話:03−3581−4211(内線2642,2092),ファックス:03−3597−9197〕までお問い合わせください。
 その際、1貴団体名 及び連絡先、2貴団体で企画された事業・広報活動の概要等について御記入の上、ファックスをお送りくださいますよう、お願いいたします。

○ 本ニューズレターへの掲載について
 本ニューズレターは隔月発行です。
 次回以降は、民間団体、各省庁、地方公共団体などの取組事例を具体的に紹介していきたいと考えております。
 本ニューズレターへの掲載の御希望がございましたら、文部省生涯学習振興課まで御連絡ください。
 このレターの内容は、[子供と話そう]ホームページ(近日開設)にも掲載する予定です。