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ひとりじめしたいの?それとも思いやり?



 

   カブトムシのまわりにみんなが集まってきて,よく見えないので押し合いになってしまいました。先生は,みんなからよく見えるようにと思い,カブトムシを丸い大きな入れ物に移し替えました。

写真:カブトムシを移す先生
   ところが,ある幼児がその容器を持ち出したことがきっかけで,カブトムシの容器の取り合いになってしまいました。「カブトムシかわいそう」と言いつつも,しっかりと容器から手を離さない幼児たち。とうとう,自分の思い通りにいかずに,泣き出す幼児もいます。 写真:泣き出す幼児
   やっと元の容器にもどし,ようやくトラブルは解決しましたが,・・・幼児たちはどんな気持ちでカブトムシの入った容器を見つめているのでしょうか?
   この映像からは,「カブトムシを大事にしたい」という幼児なりの思いやりの気持ちと,自分ひとりのものとしたいという気持ちの間で,揺れ動く3歳児の世界を読みとることができます。

写真:カブトムシを見つめる幼児
   こうしたトラブルを通して,幼児は少しづつ友達の気持ちに触れることができ,がまんする気持ちが芽生えてきます。幼児はトラブルを通して,人とのかかわり方を学んでいくのです。
※出典   新規採用教員研修用資料ビデオ『幼児理解にはじまる保育』シリーズ1「3歳児の世界」
文部科学省監修,岩波映像株式会社制作