特別支援教育について

(参考資料)資料4 学生支援員について

 平成19年度特別支援教育体制推進事業において,新たに設けられる予定の学生支援員については,下記事項を参考に,平成19年度実施計画書の作成を進めてください。
 また,文部科学省では,年度内に「特別支援教育関係ボランティア活用事例集」を作成し,配付する予定であるので,計画書の作成の際にご参照ください。



1. 学生支援員とは
 学生支援員とは,障害のある子どもに対する支援の一層の充実を図るため,学校に派遣される教員志望の学生等を活用した支援員です。
 学生支援員には,教育委員会と学生本人との契約により派遣される場合や,教育委員会と大学との契約等により派遣される場合などがあります。

2. 予算積算上の想定
 19年度政府予算案では,以下のとおり想定しております。
  学生支援員講習会講師謝金   1人6時間かける1回かける8,800円
学生支援員連絡費 各都道府県70人かける10月かける2,000円
(週1回を想定)

3. 研修
 障害のある子どもの支援を行うに際しては,基礎的な知識が不可欠です。派遣を行う教育委員会は,派遣する学生の力量を勘案し,必要に応じて研修等を実施してください。

4. 大学等との連携
 文部科学省としては,19年度実施要項(案)に基づき国公私立大学あて,(参考2)の事務連絡(写)を発出し,各都道府県教育委員会から依頼があれば,「学生支援員」の派遣について御協力いただきたい旨,別途通知する予定です。単位認定等を行う場合は,個別に交渉を行ってください。

5. 想定される支援内容
(1) 通常の学級において,特別な支援を必要とする幼児児童生徒に対して,教員の指導に基づき補助的な支援を行う。
(例) ノートを取るときの板書の読み上げ
教員の指示の繰り返し など
(2) 特別支援学級における授業や通級による指導において,教員の指示に従い,指導の補助を行う。
(例) 移動の際の介助 など
(3) 学校行事などに際して,障害のある児童生徒の参加に関わる補助を行う。
(4) その他,特別支援教育に関する支援

-- 登録:平成21年以前 --