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特別支援教育について

中学校と特別支援学校(視覚障害)との交流及び共同学習

学校の現状

 本校の近くに特別支援学校(視覚障害)があります。特にこの数年来、特別支援学校との交流及び共同学習が活発に行われるようになりました。
 今年度も、特別支援学校の生徒2名(中学部2年生、3年生)が、毎月1回来校し、学習活動を中心に本校の生徒たちと生活しています。
 初めは、本校の生徒たちはどのように接すればよいか分からず戸惑っていましたが、回数を重ねるうちに、自然に戸惑いは消えていきました。
 特別支援学校中学部2年生のCさんは、毎月1回本校に登校し、2年生の学級で生活しています。教室の移動や授業中は、主として、その学級の女子が付き添い、必要に応じて支援を行っています。
 Cさんは教科の学習において、特別支援学校で使用している教科書等を持参して学習しています。

交流及び共同学習の実際

1 ねらい

 障害のある友達に配慮したり、いたわったりする態度を育てることがねらいです。さらに、特別支援学校での体験学習を通して相互理解を深めます。

2 指導計画

◎特別支援学校との年間の主な交流及び共同学習

  • ア:特別支援学校の生徒たちが本校に来校する
    月1度の授業交流→特別支援学校から2名参加
  • イ:本校の2年生が特別支援学校で1日体験学習をする
    特別支援学校での体験授業学習→本校2年生2名参加
  • ウ:特別支援学校での寄宿舎祭に参加する
    特別支援学校の寄宿舎祭への参加→本校から20名参加
  • エ:本校の文化祭に特別支援学校の生徒たちが合唱で参加する
    本校の文化祭への参加→特別支援学校中学部の生徒全員参加
  • オ:本校の生徒が特別支援学校に行き、学校生活を体験する
    8月に特別支援学校への訪問・校内見学・体験学習→本校2年生全員参加
  • カ:本校の1年生が特別支援学校で行われる講演会に参加する
    特別支援学校での講演会ヘ参加→本校1年生全員参加

ガイド:打合せを年間計画に位置付ける。

 上記のような年間計画に従い、活動を進めていくためには、両者で定期的に打合せを行うことが必要です。本校では、打合せを年間計画に位置付けています。

3 指導に当たって工夫したこと

 今年、代表者2名が特別支援学校に行き1日授業を受けました。この2名が自分の体験を学級の友達に伝えたり、特別支援学校で感じたことなどを話題にしたりしたことで、学級全体の関心が高まり、交流及び共同学習の活動を心待ちにするようになりました。

ガイド:子どもの代表者が事前に相手校を訪問し、親しくなっておく。

 数人であっても十分に時間を使って親密な人間関係を構築しておくことは、障害のない生徒が、障害のある生徒への興味・関心を高めることにつながります。

 また、特に授業の中で実技や作業を伴うものについては、授業における教材・教具や学習内容について、事前の打合せを下図の連絡表を用いて綿密に行っています。

(参考例)

 例えば、技術科の授業での釘打ちや鉋(かんな)かけについては、特別支援学校での指導の仕方等を事前に詳しく教わりその方法をもとに指導を行いました。
 交流及び共同学習の実施に当たって、第一に心掛けたことは、安全面の配慮です。特に配慮したのは、特別支援学校の生徒たちの本校への登下校時の安全確保です。雨天時と生徒たちが慣れるまでは、特別支援学校の教員が一緒に登校しました。

4 指導の効果

 交流及び共同学習を通して、点字の必要性を理解し進んで学習する生徒が見られるようになりました。
 現在、本校のすべての生徒たちは特別支援学校の協力を得て作成した点字検定に取り組んでいます。その技能を活用し、3年生は修学旅行で京都府にある「南禅寺」に南禅寺の観光案内書を点字で作成し寄贈するまでになりました。
 また、特別支援学校の生徒たちが使っている教材・教具に興味・関心を示す生徒もいます。これは、1年生の体験学習で興味・関心をもち、更に2年生になってからの交流で、点字学習や歩行・体操・絵本作り等を体験したことが基盤となっていると考えられます。

-- 登録:平成21年以前 --