はじめに

○ 社会人経験者を対象とした多様な選考の取組

 民間企業等の勤務経験を有する社会人経験者について、これまでの実績や勤務経験に基づいた専門的能力・識見を適切に評価するなど、多様なバックグラウンドを持った優れた人材を確保するため、各都道府県・指定都市教育委員会においては、以下のような様々な取組を行っている。

1.社会人経験者を対象とした特別選考

 民間企業等に就職し、教科等に関わる専門的な分野において豊富な経験や秀でた知識を有する社会人について、一般選考とは別に選考を実施しており、近年その数は増加している。

27県市
(前年度22県市)
下線ここから北海道下線ここまで、岩手県、宮城県、山形県、群馬県、東京都、下線ここから神奈川県下線ここまで、富山県、長野県、下線ここから愛知県下線ここまで、三重県、京都府、大阪府、奈良県、山口県、徳島県、香川県、下線ここから佐賀県下線ここまで、長崎県、宮崎県、下線ここから札幌市下線ここまで、仙台市、下線ここから川崎市下線ここまで、横浜市、下線ここから新潟市下線ここまで、堺市、神戸市

社会人を対象とした特別選考の推移

2.特別免許状を活用した選考

 教員免許状を持っていないが優れた知識経験等を有する社会人等について、合格後に特別免許状を取得させて採用している県市が増加している。

特別免許状を活用した選考の推移

23県市
(前年度15県市)
北海道、下線ここから宮城県下線ここまで、山形県、群馬県、埼玉県、千葉県、下線ここから富山県下線ここまで、石川県、下線ここから愛知県下線ここまで、三重県、京都府、兵庫県、奈良県、下線ここから和歌山県下線ここまで、島根県、下線ここから山口県下線ここまで、徳島県、香川県、下線ここから高知県下線ここまで下線ここから札幌市下線ここまで下線ここから仙台市下線ここまで、千葉市、京都市

3.民間企業経験者等に対する受験年齢の緩和

 各県市では、各地域の実情に応じて、年齢制限の緩和・撤廃を進めており、民間企業経験者等を対象とした特別選考等において、一般選考における基本的年齢制限より緩和している県市も増加している。

下線は20年度採用選考試験において新規に導入又は昨年度から変更のあった県市
12県市
(前年度9県市)
群馬県、千葉県、東京都、下線ここから神奈川県下線ここまで、京都府、奈良県、山口県、徳島県、香川県、下線ここから佐賀県下線ここまで下線ここから宮崎県下線ここまで、千葉市、
  • 基本的な受験年齢の緩和については「受験年齢制限の緩和」を参照

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