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2.交流体験 39.京都府立桂高等学校

地域と連携した豊かな農業体験活動−笑顔を咲かせるネットワークづくり−

【活動のポイント】

  • 小・中学校と連携し、小学生や中学生の寄せ植え体験等を指導することを通じて、指導することの難しさや喜び、農業に対する誇りと自信、他者に対する優しさ、自然を愛する心の育成等をねらいとする。
  • 農業関連学科では、アジサイの新品種の作出や登録に取り組んでおり、登録されたアジサイの生産、普及等を通じて障害者施設との連携を行い、障害を持つ人に対しての理解を深めるとともに、指導力の育成や自らの技術の進化を目指す。

【活動内容(対象:1,2,3年生農業関連学科)】

 農業関連学科で学ぶ生徒は全員、教育課程に組み込まれた農業クラブに所属しており、3年の資源工学選択者とバイオテクノロジー部、草花クラブの生徒が中心となって、以下の活動を実施した。

○小学校との連携(花壇作り)

 小学生には、事前に、使用する花の特徴を調べ、花壇のレイアウトを考えさせた。花壇作りは、高校生が地域の小学校に出向き、各校から提案された図案をもとに高校生が中心となり花壇のベースを作り、その後小学生が花壇に入り、植え込みを行った。

○中学校との連携(寄せ植え体験)

 「中学生が、高校生から学んだプランターの寄せ植えづくりを小学生に指導すること」を前提に、高校生が、自分達が栽培した花を用いて中学生に寄せ植え手順を教え、次に中学生が小学校へと出向き、作業指導を行った。製作したプランターは中学校の文化祭で展示した。活動後は、地域との連携のあり方についての考えをまとめた。

○障害者施設との連携(栽培指導)

 花の特徴や管理の仕方等、アジサイについての知識を身に付け、学校において栽培活動をした上で、障害者施設において月2回の栽培指導を行った。栽培指導にあたっては、障害者施設で作りやすい品種を用いた。
 これらの活動については、問題解決学習として各クラブが取り組んでいるプロジェクト研究の題材とし、農業クラブプロジェクト発表会にて報告した。小・中学校との連携については、生徒から、「人との交流によって豊かな人間性や社会性・指導性を育成し、小・中学生にわかりやすく指導することで、プレゼンテーション能力の育成を図るとともに、完成させる喜びや楽しさを体験できた。」という発表があった。

【体験活動の成果と課題】

○成果

  • 今回の活動を通して、教えることの難しさと楽しさを実感し、日常の学習の大切さや探求心の必要性を感じ取らせることができた。
  • 小・中学生にとっては、野菜の生育している姿を初めて間近に見る者も多く、それを口にしたときの感動を与えることができた。高校生達も、自分たちが1年次に経験した感動を小・中学生達と共有し、改めて日々自分たちが行っている実践に自信を深めた。
  • 異年齢交流が生徒たちに与える刺激は大きく、新鮮なものであり、高校生は普段より落ち着いて見えるなど程良い緊張感を与えた。

○課題

  • 学校間連携、異年齢交流がさらに深化し、地域の住民を巻き込んだ取組が必要である。
  • 栽培から食育につながるテーマ設定がより効果があると考えられる。

-- 登録:平成21年以前 --