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2.6.富山県南砺市立平中学校

「郷土に愛着をもち、たくましい心身を育てる」

【活動のポイント】

  • 身近な地域や立山の自然に触れ、文化施設を見学することにより、郷土の自然や歴史について見聞を深める。
  • 郷土芸能に関する知識や技能を体得することにより、郷土に愛着を持ち、地域の人との触れ合いを深める。
  • 近隣の中学校との民謡交流体験を通じて親睦を深めるとともに、自炊生活や野外炊飯、テント泊等の共同生活を通して、生徒同士や生徒と教師との望ましい人間関係をつくる。

全体の指導計画

  期日 活動内容 活動時間
前期
たいらマウンテンスクール
(旧東中江中学校校舎)
5月25日 ・ソーシャルスキル 1時間
・班対抗レクリエーション 1時間
・自炊活動 2時間
・民謡体験(麦屋節) 4時間
5月26日 ・パン、豆腐づくり体験 3時間
・上平中学校との民謡交流等 4時間
・自炊活動 4時間
5月27日 ・木工体験 2時間
・自炊活動 3時間
後期
室堂山荘
国立立山少年自然の家
9月6日 ・関西電力作業ルート見学 7時間
・新聞記事づくり 1時間
9月7日 ・立山周辺散策 5時間
・班対抗レクリエーション 1時間
・天体観測 2時間
9月8日 ・立山カルデラ砂防博物館見学 2時間
・クラフト体験 2時間
・班新聞づくり 2時間
・自炊活動 2時間
9月9日 ・富山市内班別学習 6時間
・自炊活動 2時間
  • 7日間の身体的疲労の蓄積、学校運営上の問題、他学年の授業運営の不都合、引率者の負担等を考慮して、前期・後期に分けて実施した。

活動内容(対象:1、2年生)

<事前指導>

  • 1宿泊施設や主な見学地、周辺の下見・実地踏査を行い、活動内容や方法をはじめ、危険箇所や安全避難場所等について、引率者間で綿密な打ち合わせを行った後、生徒に細かく指導した。
  • 2学級活動、学年集会、係会を通して、活動中の事故等の防止対策について指導した。

<活動の展開>

≪前期宿泊体験≫たいらマウンテンスクール(2泊3日)

  • 地域内の旧小学校校舎が宿泊可能な施設として整備されたのを機に、地域の施設を活用し、民謡体験を中心とした活動を行った。
  • 同じ五箇山地方にあり、民謡の伝承に力を入れている南砺市立上平中学校と民謡交流を行った。
  • 全て自炊をし、近くで採取した山菜を使って料理を作ったり、地元のパン屋の指導でパンづくりをしたりした。
  • 民謡体験では、楽器ごとに研修室を割り当て、地域の指導者から民謡の説明を聞き、直に奏法の指導を受けた。

≪後期宿泊体験≫室堂山荘・国立立山少年自然の家(3泊4日)

  • 立山室堂からの移動がスムーズにでき、多様な活動ができるという観点から、独立行政法人国立立山少年自然の家を宿泊地にした。
  • 身近な地域の環境(ダム、地滑り地帯)と比較しながら学習するために、立山カルデラ、立山砂防博物館、黒部第四ダム・発電施設の見学を行った。
  • 3,000メートル級の山を登った時の達成感を味わうため、富山県を代表する立山登山を計画した。が、台風のため当日は中止し、代わりに立山周辺を回り、学習した。立山ガイドの方から、天候判断の仕方や室堂周辺(みくりが池、地獄谷等)の自然観察や植生の特色について学習した。

<指導・支援>

  • 麦屋節保存会、こきりこ唄保存会から講師を招き、旧平村の歴史についての講話を聞き、郷土芸能体験(地方(じかた)演奏体験)を行った。
  • 関西電力黒部川第四ダム作業ルートでは、各ルートごとの専任ガイドの説明を聞いた。
  • 立山では、立山ガイドを招き、天候の判断や室堂周辺の自然観察を行った。
  • 天体観測では、専門講師を招き、星や月の観察を行った。

<事後指導>

自分の行動を振り返って自己評価し、一緒に活動した仲間のがんばりを相互評価した。
技術・家庭科や学級活動の時間を利用して、「宿泊学習新聞」をコンピュータを活用しながら作成した。

体験活動の支援体制

○学校支援委員会の構成

前平村教育委員会教育長、平地域区長協議会長、PTA会長、同窓会長、こども民謡保存会会長、平駐在所警察官、たいらマウンテンスクール館長他

○豊かな体験活動推進委員会の構成

校長、教頭、教務主任、生徒指導主事、研究主任、学級担任

○配慮事項等

事前に宿泊施設や主な見学地、周辺の下見・実地踏査を行い、危険箇所や安全避難場所等について、十分な打ち合わせをした。また、活動を支援していただく関係者との日程や活動内容等の連絡調整をきめ細かに行った。

体験活動の成果と課題

  • 立山登山、黒部第四ダム見学などを、平地域の環境と比較しながら学習することで、郷土の自然や歴史について見聞を深めることができた。
  • 地域の人々から郷土芸能の知識や技能を学び、郷土への愛着心を深めることができた。
  • 近隣の中学校との民謡交流体験や共同生活により、生徒同士の親睦を深めることができた。
  • 次年度からは、2年間の成果をもとに郷土芸能活動や自然体験学習などを継続し、豊かな人間関係を育てる活動の充実に努めたい。

-- 登録:平成21年以前 --