平成29年改訂の小・中学校学習指導要領に関するQ&A(社会に関すること)

<目次>

問1. (小学校)第3学年の内容(1)の「身近な地域や市区町村の様子」について,内容の取扱い(1)のアやその解説において,「自分たちの市」に重点を置くよう示されています。また,第3学年の内容(4)の「市の様子の移り変わり」の学習に改められ,現行の学習指導要領に比べて難易度が上がったように感じます。これらのことにより3年生に求める学習が変わるのでしょうか。
問2. (小学校)第3学年の内容(2)の解説に「市内に見られる生産の仕事の主な分布を大まかに調べた上で,生産の仕事の様子を見学・取材する」という記述があります。また,第4学年の内容の取扱い(3)に「県内の文化財や年中行事が大まかに分かるようにするとともに」とあります。全体を俯瞰するイメージということは分かりますが,問題解決的な学習では具体的事例を調べることから始めることが多いと思います。事例などを具体的に調べる活動と全体を俯瞰する活動に順序の規定はあるのですか。あるいは柔軟に捉えてよいのですか。
問3. (小学校)第5学年及び第6学年の学年目標において「多角的に考える」と表現していますが,現行の学習指導要領の解説では「多面的」と表現されていました。一方,中学校社会の教科目標では,これまでどおり「多面的・多角的に考察」するとしています。小・中学校社会科でどのように区別しているのでしょうか。
問4. (中学校)各分野の改訂のポイントを端的に示すと,それは何でしょうか。
問5. (中学校)令和3年度から新学習指導要領が全面実施となり,歴史的分野が5時間増え,地理的分野が5時間減りますが,令和元年度及び令和2年度の移行期間中は授業時数についてどのように移行させていけばよいでしょうか。
問6. (中学校)例えば,歴史的分野の内容Cの(2)に「これまでの学習を踏まえ,歴史と私たちとのつながり,現在と未来の日本や世界の在り方について,課題意識をもって多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。」,これと同様に,地理的分野の内容Cの(4)や公民的分野の内容Dの(2)に示すように,「構想」という表現が各分野で見られますが,この「構想」について具体的に教えてください。日本の在り方を考えることが「構想」と捉えてよいのでしょうか。

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