高校生等への修学支援

「高等学校等就学支援金の支給に関する審査会」(第7回)議事要旨

日時:平成24年9月10日(月曜日)15時00分~17時00分

【概要】
○事務局から以下の内容について説明した。
  ・朝鮮学校の審査経緯
  ・朝鮮高級学校への直近の確認事項に対する回答
  ・朝鮮高級学校への留意事項(素案)
  ・朝鮮学校への補助金に関する都道府県の動き
             
○審査状況、仮に指定する場合の留意事項(素案)等について検討を行い、以下のような意見が示された。
・金正恩氏の肖像画の掲示については、全校とも検討していないということでよいか。また、初中級部の生徒が北朝鮮を訪問し披露したという歌劇のDVD(平成24年3月15日、「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」が文部科学省で記者会見を行った際に、文部科学省に提供されたもの)を見ることができるのか。
<事務局>金正恩氏の肖像画については、全校とも掲示しておらず、検討もしていないとの回答だった。DVDを見ることは可能なので、次回準備する。
・本審査会として、結論として1つの方向性を示すことが求められているのか。場合によっては、委員の間にいろいろな意見があってまとまらない、ということもありうるのか。
<事務局>最終的に、どちらかの方向性は示していただくことになるが、その際に、少数意見を併記することも考えられる。
・本審査会でとりまとめたものを参考に、最終的には大臣が決定することになるということか。
<事務局>そのとおり。
・大阪朝鮮学園が、補助金不支給の取消しを求めて、大阪府及び大阪市を提訴するという報道もあるが、仮に、指定に係る審査に関して、訴訟が起こされた場合の文科省の対応はどうなるのか。
<事務局>仮に裁判になれば、これまでの経緯として厳正な審査を行ってきたことを主張することになる。
・法律では、附則において3年後の見直しの定めがあるが、この見直しは、現在支給していない学校についても対象か。
<事務局>3年後の見直しは、現行制度を検証し、制度全体について必要な見直しを行うものであり、見直しの対象は現在支給している学校に限られない。
・書面による学校への確認については、報道等で指摘される事実に関して、学校側が一様に否定する結果になっている。こちらも捜査権があるわけではないので、真偽の確証を得ることについては限界がある側面もあるが、審査基準に関わることについては、引き続きしっかり確認してほしい。


○今後の予定等について、事務局から説明した。
・今回の議論を踏まえながら、今後も審査作業を進めていく。
・次回の審査会については、決まり次第、連絡する。

お問合せ先

初等中等教育局修学支援・教材課

(初等中等教育局修学支援・教材課)

-- 登録:平成25年12月 --