検 定 意 見 書
受理番号 12-31 | 学校 中学校 | 教科 社会 | 種目 社会(歴史的分野) | 学年 1・2 |
番号 | 指摘箇所 | 指 摘 事 項 | 指 摘 事 由 | 検定基準 | |
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頁 | 行 | ||||
1 | 19 | 5 − 10 |
地中海地方では...カスピ海付近の遊牧民が南に移動しはじめ、先住民を奴隷にして、ギリシャの各地に都市国家(ポリス)をつくりました。 | ギリシア人の南下からポリスの形成までの過程の記述に飛躍があり、不正確である。 | 3-(1) |
2 | 33 | 地図 | 地図中の唐の領域 | 唐の領域内にサマルカンドを含んでおり、不正確である。 | 3-(1) |
3 | 50 | 囲み | 「荘園制のしくみ」中、荘官(土地を管理する農民) | 荘官を農民とするのは不正確である。 | 3-(1) |
4 | 50 | 囲み | 右9−10行目「また、公領も、寺社などのもとにおかれて・・」 | どのようなことを意味するのか理解し難い表現である。 | 3-(2) |
5 | 70折込み | 「歴史博物館へ行こう」(全体) | 学習指導要領に示す「内容」の(1)イの「身近な地域の歴史を調べる活動を通して、地域への関心を高め、地域の具体的な事柄とのかかわりの中で我が国の歴史を理解させるとともに、歴史の学び方を身に付けさせる」に照らして、作業的な学習の扱いが不十分である。 | 2-(1) | |
6 | 107 | 写真 | 女性たちが生糸をつくっているようすです。 | 実際の作業風景であるかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
7 | 108 | 6 − 8 |
・・役人の組織を固め、軍隊を強化して、絶対王政と呼ばれる強力な政治の仕組みをつくりました | 官僚制と常備軍を備えることがイギリス絶対王政の特質であるかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
8 | 109 | 1 − 4 |
国王は、役人や軍隊をやとうために、国民に重い税金をかけたうえ | 増税の目的が、官僚制と軍制の充実にあったかのように、誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
9 | 111 | 10 − 12 |
・・・貴族・聖職者・平民(民衆)の代表による身分別の会議を開いて増税を認めさせようとしました | 「平民」と「民衆」を同一視すること、議会開催の理由を増税とすることは、不正確である。 | 3-(1) |
10 | 112 | 1 − 6 |
革命の影響が・・・フランスに攻め込みました。革命政府は・・・防戦するとともに、王政を廃止し、外国ににげようとしたルイ16世を捕らえて処刑しました。 | 革命戦争の勃発、王政の廃止、国王逃亡事件、国王処刑という記述の順序は、事実関係を誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
11 | 117 | 注 | この条約で・・(関税自主権)もなくなりました。 | 南京条約の追加条約の内容だけしか記述されておらず、条約の本来の内容を追加条約の内容と誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
12 | 141 | 11 − 12 |
政権を担当していない党の議員は、・・ | すでに政党内閣制であるかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
13 | 193 | 地図 | 朝鮮民主主義人民共和国とベトナム民主共和国の色分け | いずれも凡例に指示がなく、理解し難い表記である | 3-(2) |
検定基準の欄には、義務教育諸学校教科用図書検定基準又は高等学校教科用図書検定基準の第2章及び第3章に掲げる項目のうち、該当するものの番号を示す。