検 定 意 見 書

 受理番号 12-333  学校 高等学校  教科 地理歴史  種目 日本史A  学年 

番号 指摘箇所 指 摘 事 項 指 摘 事 由 検定基準
1 表見返   アジア太平洋戦争はじまる(P2・11・14・17・87・103・136・140・141・142・144・145・146・148・149・150・154・165・177・201も) 「アジア太平洋戦争」という用語は、現在一般的とは言い難い。 2-(4)
2 4

15
  歴史と生活(全体) 学習指導要領に示す「内容の取扱い」の(3)のア「作業的、体験的な学習を重視して実施すること」に照らして、扱いが不適切である。 2-(1)
3 4

15
  歴史と生活(全体) 学習指導要領に示す「内容」の(3)のア「アからオまでの中から、生徒の実態等に応じ、二つ又は三つを選択して主題を設定し」に照らして、選択して学習することができるよう配慮がされていない。 固有
2-(1)
4 28 9

10
通信傍受法(盗聴法)案 通信傍受法の趣旨について誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
5 28 10

11
憲法調査会法案 「憲法調査会法案」は名称として誤りである。 3-(1)
6 31   国境を越える歴史認識の可能性(全体) 様々な見方や考え方がある歴史や「歴史認識」について、一つの考え方しか示されておらず、「国境を越える歴史認識の可能性」を学習する上で支障を生ずるおそれがある。 2-(1)
7 31   世界からのまなざし(P95・103・143・165・197も) 学習上必要な出典が示されていない。 2-(12)
8 66 写真キャプション 江華島に上陸する日本軍 日本軍は江華島に上陸しておらず、誤りである。 3-(1)
9 96 側注2 排外的宗教結社である義和団は 義和団の性格について、不正確である。 3-(1)
10 104 11

14
フェノロサは……1887年、岡倉天心らとともに東京美術学校(現東京芸術大学)を創設した 東京美術学校は官立であるので、フェノロサや岡倉天心が創設したというのは誤りである。 3-(1)
11 107 下写真 (ルビ)むでん 誤りである。 3-(1)
12 115 写真タイトル ヴェルサイユ講和会議 誤りである。 3-(1)
13 129 1

2
女性史学をきりひらいた高群逸枝 高群逸枝が女性史研究に入ったのは昭和期であるので、不正確である。 3-(1)
14 133 8 若槻内閣は、金輸出再禁止を決めたが 金輸出再禁止を決めたのは若槻内閣ではなく、誤りである。 3-(1)
15 147 側注3 日本政府は責任追求を逃れるために、資金を出して毒ガスの処理をおこないはじめた 毒ガス処理実行の理由として不正確である。 3-(1)
16 157 12

13
ソ連は8月8日、日本に宣戦を布告し、満州、朝鮮に進撃した 144ページの日ソ中立条約との関連で、理解し難い表現である。 3-(2)
17 159 囲み 原爆の開発に成功したアメリカは、ソ連の参戦前に原爆を使用して日本を降伏させ、戦後世界で優位をきずくことをねらった 原爆投下の目的について誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
18 165   日本とドイツの「過去の克服」(全体) ドイツと日本の賠償問題について、ドイツに偏った内容になっており、「日本とドイツの「過去の克服」」を学習する上で支障を生ずるおそれがある。 2-(1)
19 175 写真キャプション 現在でも、原子力空母の母港として使われるなど 「原子力空母」は不正確である。 3-(1)
20 175 地図 在日アメリカ軍基地 学習上必要な年次が示されていない。 2-(12)
21 175 21

22
日本の政治家に多額の政治献金をおこなった事実もあった 確定した事実のように誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
22 183 15

16
各企業集団は、外国企業による買収を防ぐために系列企業間で株式を相互に持ち合い 株式持ち合いについて、外国企業からの買収防止だけが原因のように誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
23 187 上地図 学習上必要な年次が示されていない。 2-(12)
24 195 1

2
竹下登内閣は、選挙公約に反して大型間接税としての消費税を導入した 竹下内閣が間接税を導入しないことを公約に掲げて選挙に臨んだことがあるかのように誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
25 196 3

4
CO2による地球温暖化 二酸化炭素と地球温暖化との間の因果関係に関する記述が断定的に過ぎ、誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
26 197 19

20
日本は、新たにアメリカ合衆国に140億ドルもの資金を提供しました 資金の提供先及び額が不正確である。 3-(1)
27 197 22

23
湾岸戦争について大多数の人々が反対の立場にたったアラブ世界 湾岸戦争とアラブ世界との関係について誤解するおそれのある表現である。 3-(2)
28 197 30

32
そのことをもっともよく示すのが、日本と第三世界とのあいだの、直接的なコミュニケーションの貧しさです 日本と第三世界全体との間のコミュニケーションが乏しいかのように誤解するおそれのある表現である。 3-(2)

 検定基準の欄には、義務教育諸学校教科用図書検定基準又は高等学校教科用図書検定基準の第2章及び第3章に掲げる項目のうち、該当するものの番号を示す。