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9.教員の指導力の維持・向上のための取組
(校長による教員の育成)
教員を育てることは校長の重要な役割である。所属の教員が指導が不適切な状態に陥らないよう,日常的に教員の指導状況を把握し,指導に課題がある教員がいた場合には,早期に適切な指導,助言を行うなど,きめ細かな支援体制を整えることが重要である。
具体的対応としては,
日常の授業観察や教員とのコミュニケーション,教員評価制度の活用により,教員一人一人の指導状況を把握し,必要な指導,助言を行うこと,
メンタルヘルスの保持等のための相談窓口の周知等を図ること,
などが期待される。
校長は,指導に課題がある教員に対して,当該教員の課題を的確に伝え,当該教員に課題があるということについて自覚を促すとともに,その課題が克服できるよう必要な支援を行うことが重要である。
各教諭等が指導が不適切な状態に陥らないよう,校長だけでなく,教頭や先輩教員等が日常的に指導,助言できる良好な職場環境を整えることが望まれる。
(その他学校における体制の整備)
平成19年6月に学校教育法が改正され,平成20年4月1日からは指導教諭が新たな職として設置できるようになった。
指導教諭は,教員として自ら授業を受け持つとともに,所属する学校の児童等の実態等を踏まえ,他の教諭等に対して教育指導に関する指導,助言を行う職であり,他の教諭等の授業観察や自らの公開授業の実施等を通じて教諭等の資質能力を向上させることが可能となる。指導に課題がある教員への指導,助言に当たって,こうした指導教諭の役割を十分に生かすことも重要である。
(教育委員会の役割)
部下である教員を育てることが校長の責務であることは当然であるが,校長への負担が過度に大きくならないよう,教育委員会は,指導主事や管理主事等による定期的な学校訪問を実施し,校長や教員と意見交換をしたり,教員評価制度に基づく定期的な評価を踏まえて,教員の指導状況を確認するなど,日常的にきめ細かな実態を把握するとともに,校長の相談役となるなど,必要に応じて,適切な支援を行うことが重要である。
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