群馬県・学校法人平方学園 創世中等教育学校の概要 |
1 学校環境 | ||
(1) | 設置年度 平成12年度 | |
(2) | 学校名及び所在地 | |
創世中等教育学校 群馬県前橋市昭和町3−7−27 |
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(3) | 地域の環境 | |
群馬県の中央部に位置し、交通至便、風光明媚 | ||
(4) | 実施形態 | |
中等教育学校、後期課程は全日制・総合学科 | ||
(5) | 規模、学科、学級編成 | |
規 模:1学年4クラス 計24クラス | ||
学級編成:群馬県内外の通学可能地域(止宿可)の小学校からの入学者(160名) |
2 教育内容 | |||||
6年間一貫した教育により、ゆとりある学校生活の中で一人一人の生徒の個性や能力の伸長を目指し、一体的に一つの学校として中高一貫教育を実施する。 | |||||
(1) | 教育目標等 | ||||
校訓 「自律、共生、感謝」とする。 | |||||
一人一人の個性を伸ばし創造性を養う。 | |||||
豊かな心とたくましい身体と知性を養う。 | |||||
自他を敬愛し思いやりと謙虚な気風を養う。 | |||||
(2) | 教育課程 | ||||
2学期制:前期(4月〜9月)、後期(10月〜3月) | |||||
教科指導の特徴 | |||||
【前期課程】 | |||||
a | 選択教科の拡充 | ||||
b | 習熟度別学級編成による学習指導(数学・英語) | ||||
c | T・T指導 | ||||
d | ゆとりある授業(教科によっては90分授業) | ||||
e | 英語・英会話学習の重視 | ||||
f | コンピュータリテラシィの育成 | ||||
g | 体験学習の重視。 | ||||
【後期課程】 | |||||
4つの系列から興味、関心に応じて選択し、科目を系列的に選択することにより、自分の進路に向けての学習ができる総合学科。 | |||||
a | 総合学科の系列 | ||||
・ | 国際言語系列(英語・中国語・スペイン語・・・・) | ||||
・ | 文理系列(国語・社会・数学・理科・英語・・・・) | ||||
・ | 生活科学系列(栄養・服飾・家族・保育・福祉・情報・・・・) | ||||
・ | 芸術文化系列(音楽・美術・書道・工芸・・・・) | ||||
b | 多様な科目 | ||||
進学に必要な科目、検定・資格に役立つ科目、専門的な力を伸ばす科目、教養のための科目、地域(群馬県)に関する科目等 |
3 入学者の選抜・決定 | |||
(1) | 入学者選抜・決定方法 | ||
・ | 学力検査は行わず、作文,保護者同伴の面接,小学校長から提出された調査書(各 教科の評定は除く)を参考資料として選抜する。 | ||
・ | 入学予定者が定員を超えた場合には公開抽選により選抜する。 | ||
(2) | 出願等の状況(平成12年度入学者選抜について) | ||
募集定員160名に対して志願者数は40名、合格者は37名、このうち入学者は、29名であった。ただし予め入学条件(本校の創立理念、生活習慣の確立、保護者研修等について)を示し、不適格者には出願を遠慮していただいた。 |
4 設置までの経緯・手続 | |
平成10年4月、法人理事会、評議員会において「中等教育学校設置計画」が審議さ れ承認された。その後、基本構想の具体化に着手し、群馬県に「中等教育学校設置に関する計画案」を提出した。平成11年4月「本校設置準備室」を設置し専門職員を配置した。6月群馬県に対し「創世中等教育学校設置事業計画書」を提出し、8月群馬県から設置事業計画が承認された。同時に新しい中高一貫教育に関する啓蒙に着手すると共に生徒募集を開始した。平成12年1月「設置認可申請書」を群馬県に提出し、同日「法人寄付行為変更申請書」を文部省あて提出し、3月、両申請書共に認可された。 |
5 設置に要した経費 | |
本校舎工事費 約11億円 | |
教材・教具費 約1,400万円 |
6 その他 | |
地域社会に対する一体型中等教育学校の制度・趣旨について、講演会、広報活動により理解啓蒙に努力したが、本制度に対する不信・不安感があり、十分な入学生の収容をはかることが困難であった。然しながら、反面本教育制度に対する期待が高まりつつあり、文部省の啓蒙もあり、今後の入学生の増加が予想される。 |