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4.諸外国の費用負担の現状

1. 主要先進国では全額負担する国が多い

  イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、シンガポールなどは、義務教育の教職員について、給与費の全額を国負担(連邦国家では州)、身分を国家公務員としている(ドイツでは州公務員)。

2. 全額負担していないアメリカでも中央政府の役割が近年増大

  主要先進国で義務教育の教職員給与費を全額負担していないのは、アメリカ。
しかし、アメリカでは、学区が、学校税を徴収することを基本としつつ、州から学区に対して教育目的の予算を交付(教育目的税がある州も多い)しており、負担割合は増大(学区が40.9パーセント、州が49.5パーセント、連邦が7.3パーセント)。

3. 各国では教育投資を拡充する方向で改革

  いずれの国も、国策として学力向上を目指し、教育水準保のために国家が教育投資を拡充する方向で改革推進。
国内総生産(GDP)に占める公財政による初等中等教育費の割合:
フランス4.0パーセント、アメリカ3.8パーセント、イギリス3.7パーセント、ドイツ3.0パーセント、日本2.7パーセント

1. 各国首脳の教育に対する考え方
 
フランス アメリカ合衆国 イギリス ドイツ 日本
「知識だけでなく価値を伝え、生きる力が必要」(シラク大統領) 「教育は、私の政策の最重要課題」(ブッシュ大統領) 「第一に教育、第二に教育、そして第三に教育」(ブレア首相) 教育は、将来のドイツを形つくる政策の中心」(シュレーダー連邦首相) 「米百俵の精神」(小泉総理)「教育改革のための重点行動計画:国際社会の中で活躍できる心豊かでたくましい人づくり」

2. 各国の国と地方の教員給与負担比率
 
各国の国と地方の教員給与負担比率の図
3. 公財政による初等中等教育費の国内総生産(GDP)に対する比率(2002年)
 
公財政による初等中等教育費の国内総生産(GDP)に対する比率(2002年)のグラフ
  OECD, “Education at a Glance - OECD Indicators 2005