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<PISA調査(読解力)結果等に関する参考資料>

1 PISA調査(読解力)の結果分析
1 PISA調査(読解力)の目的と方法

(1) 定義・ねらい

(定義)
自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力。

(ねらい)
義務教育修了段階にある生徒が、文章のような「連続型テキスト」及び図表のような「非連続型テキスト」を幅広く読み、これらを広く学校内外の様々な状況に関連付けて、組み立て、展開し、意味を理解することをどの程度行えるかをみる。

(2) 問題数等

  2000年調査   読解力調査が中心。
37ユニット141問題(大問37、小問計141)を出題。
結果が公表されたのは、128問題。
(そのうち、11ユニット44問題を公開している)
  2003年調査   読解力調査はメインではなく、問題数も2000年の2割。
2000年調査の公開分を除く26ユニット97問題の中から8ユニット28問題を出題。
(今回の問題はすべて非公開)

(3) 調査問題の特徴

ア 調査で測定した読解のプロセス……情報の取り出し、解釈、熟考・評価

情報の取り出し テキストに書かれている情報を正確に取り出すこと。
解釈 書かれた情報がどのような意味を持つかを理解したり、推論したりすること。
熟考・評価 テキストに書かれていることを知識や考え方、経験と結び付けること。

イ 調査問題の出題形式……自由記述、多肢選択、多肢選択・複合、求答、短答

自由記述 答えを導いた考え方や求め方、理由を説明するなど、長めの語句で答える問題。
多肢選択 与えられた選択肢から1つの答えを選択する問題。
多肢選択・複合 与えられた選択肢の中から選択する問いが連続している問題。
求答 答えが問題のある部分に含まれており、短い語句または数値で答える問題。正答は1つ。
短答 短い語句または数値で答える問題。正答は複数。

(注)  本資料では、以下、出題形式について、「多肢選択」と「多肢選択・複合」を合わせて「選択肢」という名称を用いる。また、「自由記述」については、2000年調査では「論述形式」となっているが、2000年の問題を取り上げる場合も「自由記述」という名称で統一する。

ウ テキストのタイプ、形式、用途・状況

(ア) テキストのタイプ……解説、記述、物語、書式、表、図、図・グラフ、地図

解説 複数の要素で構成された概念または精神的な構造物として情報が提示されているような形式のテキスト、あるいは概念や精神的な構造物がその中で分析できるような要素を持つテキスト
記述 情報が空間に存在する事物の特性に言及するような形式のテキスト
物語 情報が対象の時間的な特性に言及しているような形式のテキスト
書式 構造化されフォーマットされたテキスト
行と列からなるマトリックス
技術的な説明や、解説及び説明のテキスト
図・グラフ データを映像的に表現したもの
地図 ある場所とある場所の地理的な関係を示すテキスト

(イ) テキストの形式……連続型、非連続型

連続型 文と段落から構成され、物語、解説、記述、議論・説得、指示、文章または記録などに分類できる。
非連続型 データを視覚的に表現した図・グラフ、表・マトリクス、技術的な説明などの図、地図、書式などに分類できる。

(ウ) テキストが作成される用途・状況……教育的、職業的、公的、私的

教育的 教科書やワークシート
職業的 マニュアルや報告書
公的 公式の文書
私的 私的な手紙や小説や伝記

エ 習熟度レベル

 習熟度レベルとは、PISA調査の平均得点が500点になるようにし、さらにOECD加盟国の全生徒の約3分の2が、400点から600点の間に入るように(標準偏差が100になるように)計算したもの。この習熟度は得点によって、次の6段階に分けられる。

レベル5:626点以上 …… 高度な課題をやり遂げることができる
レベル4:553点〜625点 …… 複雑で難しい課題をこなすことができる
レベル3:481点〜552点 …… やや難しい課題をこなすことができる
レベル2:408点〜480点 …… 基本的な課題をこなすことができる
レベル1:335点〜407点 …… 最小限に複雑な課題をこなすことができる
レベル1未満:335点未満 …… 最も基本的な知識・技能を身につけていない


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