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読解力向上に関する指導資料
―PISA調査(読解力)の結果分析と改善の方向―

平成17年12月
文部科学省


はじめに

 平成16年12月に、「生徒の学習到達度調査」(PISA2003:Programme for International Student Assessment 2003)の結果が公表されました。
 PISA調査は、OECD(経済協力開発機構)によって実施され、今回の調査では41ヵ国/地域が参加しました。我が国では、平成15年7月に、高校1年生約4,700人を対象に実施されました。知識や技能等を実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるのかについて、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」「問題解決能力」の4分野にわたり主に記述式で解答を求める問題により調査が行われました。
 この調査の結果では、我が国の子どもたちの学力は、「数学的リテラシー」、「科学的リテラシー」、「問題解決能力」の得点については、いずれも一位の国とは統計上の差がなかったものの、その一方で、「読解力」の得点については、OECD平均程度まで低下している状況にあるなど、大きな課題が示されました。
 これを受けて文部科学省では、平成16年12月、省内に「PISA・TIMSS対応ワーキンググループ」を設置し、調査結果の評価・分析を行ってまいりました。そして、この国際的な学力調査の結果に基づき、我が国の状況を踏まえて教育委員会や各学校で自己評価や授業改善を行えるよう、『PISA調査(読解力)の結果分析と改善の方向(中間まとめ)』を作成し、平成17年1月19日に臨時全国都道府県・指定都市教育委員会指導主事会議を開催し、同資料を配付いたしました。
 その後、さらに分析、検討を行い、指導例を加えて、『読解力向上に関する指導資料―PISA調査(読解力)の結果分析と改善の方向―』としてこのたび取りまとめたところです。
 本指導資料は、調査結果から明らかになった課題から、PISA調査における「読解力」の考え方を踏まえ、改善の具体的な方向を示し、それに基づいた7つの能力の育成を掲げるとともに、各教科等においてそれぞれの能力を育成するための具体的な指導例を示しております。
 全国の先生方におかれましては、実際の指導にあたり、児童生徒の実態に応じて、本指導資料の内容を参考にして、工夫を加えるなどしてご指導いただければ幸いです。
 本指導資料が、教育委員会や学校関係者をはじめ、多くの方々に活用され、日々の学習指導の改善・充実に生かされることを願ってやみません。
 最後になりましたが、本指導資料の作成にあたり御協力いただきました皆様に心から御礼申し上げます。

平成17年12月

文部科学省初等中等教育局
 教育課程課長 常盤 豊



「読解力」向上に関する指導資料 目次


1PISA調査(読解力)の結果から明らかになった課題
  1 PISA調査における読解力
    (1) 定義・ねらい
    (2) 問題の特徴
  2 調査結果の概要
    (1) 全体の状況
    (2) 読解プロセス・出題形式からみた課題
    (3) 主な問題例
  3 教育課程実施状況調査との関連性

2PISA調査(読解力)の結果を踏まえた指導の改善
  1 指導の改善の方向
    (1) 基本的な考え方
    (2) 改善の具体的な方向
  2 読解力を高める指導例
    (1) 指導のねらい
    (2) 具体的な指導例

<PISA調査(読解力)結果等に関する参考資料>
1   PISA調査(読解力)の結果分析
  1 PISA調査(読解力)の目的と方法
    (1) 定義・ねらい
    (2) 問題数等
    (3) 調査問題の特徴
  2 調査結果の全体状況
    (1) 得点の状況
    (2) 正答率からみた状況
    (3) 無答率からみた状況
    (4) 読解力習熟度レベル別にみた状況
2   児童生徒の学習意欲
    (1) 勉強は大切だ
    (2) 勉強が好きだ

参考文献

参考資料


(初等中等教育局教育課程課)

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