全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)

別添 文部科学省における全国学力・学習状況調査結果の活用に係る平成27年度の取組

(別添)

1.調査結果の分析・検証や教育指導等の改善の取組に資する資料の作成・配布等

(1)調査問題のねらいや学習指導に当たっての参考事項などを示した「平成27年度全国学力・学習状況調査 解説資料」(平成27年4月国立教育政策研究所教育課程研究センター)を作成し,各教育委員会,学校等に配布した。

(2)設問ごとに全国的な分析結果や指導改善のポイント等を示した「平成27年度全国学力・学習状況調査 報告書」(平成27年8月文部科学省・国立教育政策研究所)等を作成し,公表する(文部科学省及び国立教育政策研究所のウェブサイトに掲載)。また,本年8月下旬頃に各教育委員会,学校等に配布する。

(3)各学校において,今後の教育指導や児童生徒の学習状況の改善等に活用できるようにするため,本調査の結果を踏まえ,授業を改善する際の参考となるよう,授業のアイディア例をまとめたパンフレット「授業アイディア例」(国立教育政策研究所)を作成し,本年9月中旬頃にウェブサイトに掲載するとともに,本年9月下旬頃に各教育委員会・学校等に配布する。

2.本調査の結果を踏まえた学習指導の改善・充実に向けた説明会の開催

 本調査の結果を踏まえた学習指導の改善・充実を図る際の参考となるよう,調査問題の趣旨,調査結果の概要,調査結果を踏まえた学習指導に当たってのポイント等についての説明を行う説明会を,本年9月28日に東京,10月5日に宮城(仙台市)で開催する。また,都道府県教育委員会等の要請に応じて助言を行うため,国立教育政策研究所の学力調査官等を派遣する。 

3.本調査結果を踏まえた追加分析

 児童生徒の学力や学習状況を把握し,教育施策や指導の改善を図るとともに,児童生徒の学習状況の改善に役立てるため,大学等の研究機関の専門的な知見を活用した高度な分析に関する調査研究を実施し,各教育委員会等に周知する。また,全国学力・学習状況調査の結果を踏まえた,授業改善や指導の充実など学力向上のための実践研究を実施し,その成果の普及を図る。
 [平成27年度調査研究テーマ]
 ・学力向上に資する教科指導の改善に関する調査研究
 ・全国学力・学習状況調査の結果を用いた理科に関する調査研究
 ・全国学力・学習状況調査の結果を活用した学力,学習習慣,学習環境等の関連性に関する調査研究

4.国立教育政策研究所が行う研究指定校事業における研究

 国立教育政策研究所が行う研究指定校事業において,学習指導要領の実施状況及びこれまでの全国学力・学習状況調査の結果を踏まえて各教科で児童生徒の課題と考えられる領域等に係る指導法等の工夫改善についての研究を行う。 

5.教職員の配置

 都道府県教育委員会が,域内の学校の学力定着の状況を踏まえ,補充学習や習熟度別指導などの取組を行うために人的措置を講じようとする場合,都道府県教育委員会からの申請に基づき,教職員の加配措置等の必要な支援を行う。

お問合せ先

初等中等教育局参事官付学力調査室

(初等中等教育局参事官付学力調査室)

-- 登録:平成27年08月 --