実施機関の概要

◎研究課題A:学校の第三者評価の在り方に関する調査研究

研究課題A-1:学校の第三者評価機関の在り方に関する調査研究

研究課題A-2:第三者評価の評価者研修制度等に関する調査研究

株式会社 三菱総合研究所

1.調査内容
  •  第三者評価制度の評価機関や評価者制度等に関するノウハウや課題を把握するために、学校の第三者評価や評価者研修を実施している海外4カ国(イギリス、オランダ、ニュージーランド、アメリカ)について、文献・訪問調査を実施する。
  •  国内において第三者評価を導入している大学、保育所及び医療機関についての文献・訪問調査を行って、評価機関や研修制度に関する具体的な内容を把握・整理する。
  •  第三者評価の評価機関及び評価者研修に関する国内外の先進事例について調査した上で、わが国の実情にあった第三者評価の評価機関の設置・組織形態の比較、評価手法や調査行程、人員、コスト等のシミュレーションを行うとともに、評価者に求められる資質や研修プログラム等について検討する。
2.担当者

株式会社三菱総合研究所 仲伏 達也

研究課題A-2:第三者評価の評価者研修制度等に関する調査研究

研究課題A-3:学校の改善支援等の在り方に関する調査研究

監査法人 トーマツ

1.調査内容
  •  イギリスのOFSTEDやOFSTEDから委託を受けている機関等について、現地調査を実施すると共に、国内における先進的な自治体や大学評価者・社会福祉法人・医療法人の評価の状況調査を行い、評価者研修のモデルカリキュラム及びテキストを作成する。
  •  イギリス、オランダ、ニュージーランドなど海外における学校の改善支援を行う機関について、調査すると共に、関係者を招聘し、日本の関係者との研究会を開催する。
  •  また、大学の研究者や国内の先進的な取組を実施している教育委員会のアドバイザー等の協力を得ながら、学校にコンサルティングを行うことを通じて、改善支援の在り方を提案する。
2.担当者

監査法人 トーマツ 武久 顕也

研究課題A-3:学校の改善支援等の在り方に関する調査研究

株式会社 アイエスエイ

1.調査内容
  •  平成19年度に行う学校の第三者評価に関する実践研究に同行訪問し、第三者評価の試行によりその結果をふまえ、学校の設置者として、現状の学校支援のあり方・研修制度の見直しの必要性等をヒアリング調査、あるいは必要に応じてアンケート調査を実施し、分析する。
  •  これらの調査を踏まえて、第三者評価の結果として明らかになりうる学校課題と、それに対する改善方法など効果的な実施内容・改善成果の検証等をいくつかの類型として提案する。
2.担当者

株式会社 アイエスエイ 国際教育研究所 安藤 益代

研究課題A-3:学校の改善支援等の在り方に関する調査研究

株式会社 PHP総合研究所

1.調査内容
  •  学校評価等を活用した学校運営改善の実践研究として、総合的品質管理(TQM)やコーチング(注1)による人間関係づくり、解決を志向する考え方や方法などを取り入れた改善モデルを実践し効果を検証するとともに、改善支援の方策を検討する。
  •  民間人校長の経営理念や問題意識、取組の実例などを質問紙により調査するとともに、インタビューすることにより取組事例をまとめる。
  • (注1):相手の良いところや可能性を質問や承認によって引き出すスキル。
2.担当者

株式会社 PHP総合研究所 亀田 徹

◎研究課題B:学校の第三者評価に関する実践研究の実施結果等の調査研究について

監査法人 トーマツ

1.調査内容

  •  平成18年度、平成19年度のアンケート調査結果において、選択項目においては、単純集計、記入式項目については、記入内容により必要に応じ分類し重点課題項目を抽出する。
  •  平成18年度、平成19年度調査報告書における評価コメントを整理・分類し、データベースとして蓄積できるようにする。
  •  平成19年度に第三者評価に取り組む実施主体に対して、国主体型で実施したアンケート調査票と同じ調査票を使ったアンケート調査協力を依頼し結果を集計分析する。
  •  試行事業の結果から、平成20年度以降で実施・検討すべき点を整理し提案する。

2.担当者

監査法人 トーマツ 武久 顕也

株式会社 アイエスエイ

1.調査内容

  •  報告書ならびにアンケートをデジタル化し、定性的な評価やコメントの内容分析、および、その意見、意見の強さなどに基づくパターンに分類する。
  •  評価者及び学校に関する提供された情報に基づく属性設定、属性毎の分析、必要に応じたクロス集計を実施。
  •  学校の評定に関する、傾向と因果関係の分析、評価者属性の分析等を行う。
  •  第三者評価結果に関する報告書やアンケート結果を踏まえた学校や設置者によるフォローアップの状況について調査する。

2.担当者

株式会社 アイエスエイ 国際教育研究所 安藤 益代

◎研究課題C:全国的な教育情報の把握・分析のためのシステムに関する調査研究について

日本電気 株式会社

1.調査内容

  •  イギリスにおける海外調査や文献調査を行い、全国的な教育情報の把握・分析のシステム構築の参考とするため、イギリスのPANDAシステムについて調査する。

2.担当者

日本電気株式会社 片岡 靖

◎研究課題D:学校評価を適切に実施するための情報システムに関する調査研究について

慶應義塾大学

1.調査内容

  •  アメリカ等における学校評価などにかかわる情報処理と教員間の情報共有環境を各学校に提供している情報収集・分析・管理システムについて調査する。
  •  イギリス教育技能省は、各学校での自己評価の実施支援を目的に、学校経営状況や児童・生徒の学習達成度を把握するための情報システム及びツール群をウェブサイトから提供している。そのように国や民間の機関が学校に対してインターネットなどを介して提供している評価ツールキット群について、評価情報の収集と分析手法を調査する。
  •  一定のPC環境があれば、全国どこの学校でも「学校評価支援システム」が利用できるような評価実施や分析の環境を構築し、マニュアルを作成する。

2.担当者

慶應義塾大学 金子 郁容

◎研究課題E:学校からの情報提供の充実等に関する調査研究について

財団法人 国際開発センター

1.調査内容

  •  国内の先進校で実施されている学校の情報提供の現状と課題等を調査するため、ヒアリングを実施し、課題を明らかにする。
  •  海外における先進校での外部アンケート及び学校関係者評価の取組状況及び保護者への情報提供等の現状と課題について、現地調査及びヒアリング調査を実施する。
  •  国内及び海外調査により得られた調査結果を踏まえ、学校の効果的、効率的情報提供の在り方を整理し、アドバイザーとの協議を踏まえ、実施方法を検討する。
  •  上記検討を基に、国内のケーススタディを実施することにより、より実効性の高い提案を図る。

2.担当者

財団法人国際開発センター 大西 洋也

国際大学グローバルコミュニケーションセンター

1.調査内容

  •  学校ウェブサイトは、学校ステークホルダが欲する情報に対して柔軟な対応力を持つとともに、簡便性、即時性、公益性等の優れた特徴を兼ね備えていることに注目し、その国内外の先進的な取組を分析考察する。
  •  学校ウェブサイトによる情報提供の全国的な傾向を把握するため、学校ウェブサイトの活性度(更新頻度)およびコンテンツの客観的評価データを収集し、分析考察する。
  •  世田谷区において平成19年度から展開される学校ウェブサイトを中心とした学校広報充実の試みをもとに、地域連携・情報提供・学校評価のあり方を統合的に分析考察する。

2.担当者

国際大学グローバルコミュニケーションセンター 豊福 晋平

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)