コミュニティ・スクール（学校運営協議会制度）

学校名 南部町立会見小学校
所在地 鳥取県西伯郡南部町宮前568番地
電話番号 0859-64-2016

1　実践発表のテーマ

「一人一役、1000の瞳で育む会見小の子」
－学校と地域社会の連携・融合による学校運営－

基本テーマ

1. 地域は学校のために何ができるか
2. 学校は地域のために何ができるか

2　実践の推進体制

1．地域協働学校運営協議会の発足・運営

• 学校経営方針の承認
• 目標とする児童像の検証・決定
• 地域住民の積極的な教育活動への参画

2．「あいみ学校応援隊」の組織作りと活動

• 7つの活動部

○学習支援活動部
○共同製作活動部
○読書活動部
○課外体験活動部
○交通安全活動部
○環境整備活動部
○交流活動部

• 「GTA」（祖父母と先生の会）の組織作りと活動

3．交流・発信・広報活動

• 韓国江原道からの訪問団との交流、他県からの視察校受け入れ
• 「コミュニティ・スクールだより」の発行、ホームページ掲載など

4．学校評価の推進

• 内部評価（児童による評価、職員による評価の分析）
• 外部評価（地域住民による評価の実施・分析）
• 保護者による評価
• 運営協議会委員による評価

3　実践の成果と課題

○目標とする児童像を徹底的に話し合い、描くことにより、めざす児童像へ向かって、地域と学校が一つになって取組を推進することができた。めざす児童像を明確にすることによって、7つの活動部の必然性も明らかになった。
○7つの活動部が積極的に教育活動に参画することによって、児童の学びが深まり、より充実した教育活動を展開することができるようになった。児童は“その道の達人”から本物を学ぶことができた。GTAの方は、特に本校に孫がおられるということもあって喜んで活動をしてくださる。“子どもは地域の宝”とし、児童には公共のマナーも含めて厳しく接してくださり、児童はあいさつ、礼儀、言葉遣いなども学んでいる。また、お年寄りと接することによって、相手を思いやる優しい行動がとれる児童が増えてきた。
○地域の方の「コミュニティ・スクール」への理解や意識が少しずつ高まり、地域においても児童への声かけやあいさつが増えてきた。地域全体で児童を育てるという雰囲気に包まれている。
○「学校応援隊」、「GTA」の会員数が、今後も増加していくよう、学校や地域からのさらなる働きかけが必要である。活動部によっては、部会を開いても、毎回同じ方ばかりが参加されている部もある。
○評価においては、まだ評価を分析したり、生かしたりというところまで研究がすすんでいない。コミュニティ・スクールの成果と課題をしっかりと分析し、今後に生かしたいと考えている。

4　今後の取組

○各活動部、GTAの一層充実した実践
○HP、「コミュニティ・スクールだより」等の啓発活動の推進
○評価の分析を生かした取り組み