平成19・20年度JSLカリキュラム実践支援事業実施報告書【ワークショップ】
実施団体名【芦屋市教育委員会】
名称 | 芦屋市日本語指導担当教員等資質向上研修会 |
研修目的 | 日本語指導が必要な外国人児童生徒等の増加等を踏まえ,これらの児童生徒に対し適切な適応指導・日本語指導を行うなど,きめ細かな対応力が学校においても求められている状況がある。 本研修は,現場で実際に児童生徒に日本語指導を行う教員等を対象として,日本語指導の基礎的な知識・技術の習得とJSLカリキュラムについての理解促進を図ることを目的として実施する。 |
受講対象受講者数 | 芦屋市立学校日本語指導担当教員,日本語指導が必要な児童生徒に対して日本語指導を行う教員等学校関係者,中国・四国地区で受講を希望する教員等。対象者人数は40名程度。名程度。 |
開催期日 | 平成19年8月9日〜平成21年1月27日(計7日間) |
実施内容及び講師 | 平成19年8月9日(木曜日) 演題:外国人児童生徒教育について 講師:ワールドキッズコミュニティー代表吉富志津代 実施内容:ビデオを用いた活動報告を中心とした講義 演題:日本語指導の基礎知識 講師:神戸大学留学生センター教授水野マリ子 実施内容:日本語指導の基本にかかわる講義 演題:JSLカリキュラムを活用した授業実践 講師:神戸大学留学生センター教授水野マリ子 実施内容:日本語指導の授業実践を中心とした講義 平成19年8月10日(金曜日) 演題:JSLカリキュラムを活用した模擬授業 講師:神戸市立本山第二小学校教諭村山勇 実施内容:JSLカリキュラムを活用した授業の提案 演題:JSLカリキュラムを活用した指導案の作成 講師:神戸市立本山第二小学校教諭村山勇 実施内容:JSLカリキュラムを活用した授業指導案作成の演習 平成19年11月6日(火曜日) 報告:「外国人児童生徒に対する日本語指導指導者研修会」報告 発表者:芦屋市立浜風小学校校長山田和廣・教諭前田年生 実施内容:研修会の伝達報告 演題:日本語指導の実際 講師:神戸大学留学生センター教授水野マリ子 実施内容:JSLカリキュラムに基づく日本語指導実践の講義 平成20年8月4日(火曜日) 報告:浜風小におけるJSLカリキュラム実践支援事業の歩みについて 発表者:芦屋市立浜風小学校校長山田和廣・教諭前田年生 実施内容:浜風小学校JSLカリキュラムを活用した取組の報告 演題:JSLカリキュラムとはなにか 講師:青山学院大学教授高木光太郎 実施内容:JSLカリキュラムへの理解を深める講演 演題:JSLカリキュラムの考え方を生かした授業 講師:東京学芸大学准教授齋藤ひろみ 実施内容:JSLカリキュラムを生かした授業づくりの講義・演習 演題:子ども多文化共生センターの取組について 講師:子ども多文化共生センター主任指導主事伊井直明 実施内容:国や県における多文化共生の現状や課題について 演題:それぞれの学校におけるJSLカリキュラムカリキュラム実践支援事業の取組 講師:伊丹市立池尻小学校教諭藤井哲人姫路市立花田小学校教諭西野明美兵庫県立芦屋国際中等教育学校教諭金川幾久世 実施内容:各校のJSLカリキュラム実践支援事業の取組報告・意見交流平成20年11月25日(火曜日) 演題:日本語を母語としない児童生徒への地域におけるネットワークについて 講師:国立国語研究所日本語教育基盤情報センター整備普及グループ長野山広 実施内容:監修したNHKの番組を用いた児童生徒・保護者支援についての講演 平成21年1月27日(火曜日) 授業:分数—はしたの大きさの表し方— 指導者:芦屋市立浜風小学校教諭佐藤菜穂子・教諭前田年生 実施内容:JSLカリキュラムに基づいた研究授業 |
ワークショップを行う上で工夫した点や留意点 | 市内の幼稚園に在籍している外国人幼児の担任教諭や小・中学校の国際理解担当教員をはじめ,関係機関にもJSLカリキュラムを広く理解してもらうために,2年間で計5回,7日間の研修会を開催し,のべ13名の講師の方に指導を受けた。授業実践のための取組3回,報告会3回,意見交換会も1度行うことができた。 |
成果 | ワークショップの開催で,市内の学校園はもとより,関係機関にもJSLカリキュラムへの理解が広がり,市内の関係校や関係機関との連携が深まり,市外の学校・関係機関とも交流がスタートした。 |
課題 | 2年間のJSLカリキュラム実践支援事業で培った取組や成果を,本事業終了後、いかに続けていくか、どのように生かしていくかが課題である。 また、この事業で協力を得た関係校・関係機関との連携を一層深めていくことが課題である。 |
総合教育政策局国際教育課
-- 登録:平成22年01月 --