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実施報告書【ワークショップ】兵庫県教育委員会

平成19・20年度JSLカリキュラム実践支援事業実施報告書【ワークショップ】

実施団体名【兵庫県教育委員会】

ワークショップの開催について

名称 (1)日本語指導担当者研修会(平成19年度・20年度)
(2)日本語指導リーダー養成研修会(平成20年度)
研修目的 【1】JSLカリキュラムを活用した日本語指導の普及・充実
【2】日本語指導担当者教員の指導力の向上
【3】日本語指導におけるリーダーとなる人材の育成
受講対象
受講者数
(1)日本語指導担当者研修会(19年度延べ133名・20年度延べ137名)
・日本語指導が必要な外国人児童生徒が在籍する公立小・中・ 高等学校において日本語指導を担当する教員
(2)日本語指導リーダー養成研修会(20年度延べ46名)
・日本語指導研究推進校推進教員
・小・中・中等教育学校の児童生徒支援教員(日本語指導)
・日本語指導担当者研修会受講者で本研修会への参加希望者
開催期日 (1)日本語指導担当者研修会
・平成19年11月15日(木曜日)
12月17日(月曜日)(計2日間)
・平成20年 7月 1日(火曜日)
8月 5日(火曜日)(計2日間)
(2)日本語指導リーダー養成研修会
・平成20年10月24日(金曜日)
11月14日(金曜日)
11月28日(金曜日)(計3日間)
実施内容
及び講師
(1)日本語指導担当者研修会
平成19年度(参加者延べ133名)
【11月15日】
演題:「日本語指導が不十分な外国人児童生徒理解と学校の受入体制の整備」
講師:神戸大学留学生センター教授 水野マリ子
演題:「外国人児童生徒への日本語指導のあり方」
講師:財団法人京都日本語教育センター京都日本語学校
専任講師 竹見公仁子
演題:「外国人児童生徒への日本語指導の実際」
講師:神戸市立こうべ小学校教諭 服部久美子
講師:神戸市立神戸生田中学校教諭 椹木 一彦
実施内容:受入れのあり方や日本語指導のあり方について指導を受け協議を行った。
(参加者65名)
【12月17日】
演題:「各学校における日本語指導の取組」
講師:兵庫県教育委員会子ども多文化共生センター
指導主事 樋口 正和
演題:「JSLカリキュラムを活用した日本語指導のあり方」
講師:東京学芸大学教育学部准教授 齋藤ひろみ
実施内容:講義の後,JSLカリキュラムを活用した算数・数学・理科・国語・社会の指導案を作成した。 (参加者68名)
平成20年度(参加者延べ137名)
【7月1日】
演題:「日本語指導が必要な外国人児童生徒の受入体制の現状と課題」
講師:兵庫県教育委員会子ども多文化共生センター
主任指導主事 伊井 直明
演題:「外国人児童生徒への日本語指導のあり方」
講師:東京学芸大学教育学部准教授 齋藤ひろみ
演題:「外国人児童生徒への日本語指導の実際」
講師:姫路市立花田小学校教諭 西野 明美
講師:県立芦屋国際中等教育学校教諭 金川幾久世
講師:神奈川県立神奈川総合高等学校教諭 樋口万喜子
実施内容:講義,研修推進校の実践発表を聞き,自校の取組の課題やその改善策について協議した。 (参加者69名)
【8月1日】
演題:「JSLカリキュラムを活用した日本語指導のあり方」
講師:東京学芸大学教育学部准教授 齋藤ひろみ
演題:「JSLカリキュラムに基づく指導事例」
講師:京都市立池田小学校教諭 大菅佐妃子
講師:神奈川県立神奈川総合高等学校教諭 樋口万喜子
実施内容:講義の後,JSLカリキュラムを活用した算数・数学・理科・国語・社会の指導案を作成した。(参加者68名)
(2)日本語指導リーダー養成研修会
【10月24日】
演題:「JSLカリキュラムの考え方を踏まえた授業づくり」
講師:東京学芸大学国際教育センター准教授 臼井 智美
演題:「JSL事業推進校の実践に学ぶ」
講師:伊丹市立池尻小学校教諭 藤井 哲人
講師:神戸市立神戸生田中学校教諭 椹木 一彦
実施内容:講義の後,自校の日本語指導の改善に向けての協議とJSLカリキュラムに基づく指導事例作成に向けての協議を行った。 (参加者15名)
【11月14日】
演題:「JSLカリキュラムによる教科指導」
講師:東京学芸大学国際教育センター准教授 臼井 智美
演題:「日本語指導の実践に学ぶ」
講師:JICA兵庫次長 野口 光一
講師:JICA兵庫元青年海外協力隊員 田中もも子
講師:大阪インタナショナルスクール日本語講師 有本 昌代
実施内容:講義の後,多様な日本語指導の現場からの実践報告を聞き、JSLカリキュラムに基づく指導事例を作成した。
(参加者15名)
【11月28日】
演題:「効果的なJSL指導の実現に向けて」
講師:東京学芸大学国際教育センター准教授 臼井 智美
実施内容:多文化共生、国際理解等の観点を含めた講義の後、指導事例の作成を行い,最後に研修会全体をふりかえり,総括助言を受けた。 (参加者16名)
ワークショップを行う上で工夫した点や留意点 (1)理論面の指導を一人の有識者に絞り,連続講座とした。
(2)指導事例の作成や改善点の協議など,実践的な内容を重視した。
(3)JSLカリキュラムの普及を図るため参加者を広域で募集した。
(4)日本語指導のリーダーとなる人材の育成を図った。
成果 (1)講義や研究推進校の実践発表,指導案作成の演習等によりJSLカリキュラムへの理解やスキルの向上が図られた。
(2)受講者同士の情報交換がすすみ,連携も深まってきた。市レベルから県レベルといった広範囲なつながりもでき,自主的な勉強会や情報交換会などが始まりつつある。
課題 (1)研修会の講義概要や作成した指導案等をHPに掲載して周知を図っているが,成果の発信が必要である。
(2)JSLカリキュラムにかかる専門的研究機関との連携の強化。
(3)幅広い講師の発掘。(同じ講師に依頼する傾向がある)

 

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

-- 登録:平成22年01月 --