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平成24年度「帰国・外国人児童生徒受入促進事業」に係る報告書の概要(大津市)

平成24年度に実施した取組の内容及び成果と課題
1.事業の実施体制(運営協議会・連絡協議会の構成員等)
日本語を話せない幼児児童生徒の在籍する学校園への日本語指導員の配置

 

2.具体の取組内容 
4指導補助者・支援員等の配置
市立小中学校、市立幼稚園に、日本語を話せない幼児児童生徒が入園・入学・転入してきた際に、その幼児児童生徒の母語を話せる日本語指導員を配置し原則週2時間、年間35週、計70時間日本語指導を行う。別室等で、ひらがな・カタカナや簡単な漢字の読み書きの練習を行ったり、生活に必要な表現や学校のルールの指導を行ったりしている。また、授業中に、対象児童生徒のそばに付き添い、授業者の指示の補足や授業内容についての説明・支援を行う。保育中には、幼児に付き添い、他の幼児とのやり取りを見ながら、適切な表現を使うよう支援したり、個別に絵や歌を使って日本語の表現を練習したりしている。

 

3.成果と課題  
4指導補助者・支援員等の配置
基礎的な日本語表現の習得や、学校生活におけるルールの習得ができた。学校生活に適応しやすくなり、対人関係でのトラブルの減少にもつながった。母語で理解してもらえる環境があることで、学校園での生活に落ち着きが見られるようになった。学校園と保護者との連携がとれるようになった。指導期間終了後の対象幼児児童生徒への指導のあり方について考える必要がある。教材の整備や指導員の確保が課題である。

 

4.その他(今後の取組等)
関係課と連携を図り、指導員の確保に努め、また、通訳・翻訳等の支援も進めていく。指導員の派遣終了後に、各校での指導が効果的に継続できるような支援のあり方について考える。

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

電話番号:03-6734-2035

-- 登録:平成25年09月 --