(3)就学促進員の活用
(4)指導補助者・支援員等の配置
(6)センター校の設置
(7)教育委員会等と関係機関との連携による就学支援
(8)外国人の子どもの就学状況調査
〈成果〉
(3)就学促進員の活用
ポルトガル語とスペイン語の話せる支援員1名を教育委員会事務局に配置しているので、急な保護者への対応や翻訳等に対応できた。
(4)指導補助者・支援員等の配置
母語による支援を必要とする児童生徒の在籍数に応じて、毎週時間割を決めて定期的に学校へ派遣することにより、計画的な支援を行うことができた。また、学校文書の翻訳なども円滑に進めることができた。
(6)センター校の設置
センター校では、外国人日本語指導加配教員と母語支援員が協力し、日本語の教材開発、指導法の開発や研究をすすめることができた。
(7)教育委員会等と関係機関との連携による就学支援
市役所市民課または支所の地域窓口課と連携することにより、外国人登録を行った外国人児童生徒の対応を迅速に行うことができた。
(8)外国人の子どもの就学状況調査
外国人の子どもの就学状況調査を実施する際、就学促進員による母語を用いた調査を実施することができるため、確実、丁寧に進めることができた。
〈課題〉
(1)多言語化への対応
(4)(6)(7)(8)いずれにおいても多言語化への対応が、課題となる。具体的には、今年は、フィリピン国および中国からの生徒の転入があり、タガログ語、中国語による授業補助、日本語指導、翻訳、通訳が必要となった。市ではタガログ語、中国語に対応できる通訳がいないため、県の外国人児童生徒教育支援事業により支援員を派遣していただいたり、緊急に母語支援員を配置したりして対応した。言語が増えてくると、現在の支援員だけでは対応できなくなる。
(2)進路指導の充実
近年では、中学校卒業後、県立高等学校等への進学を希望する外国人生徒が増えてきている。日本語指導・生活適応指導だけでなく、高校進学を見据えた確かな学力をつけなければならない。
(1) 日本語指導担当教員や母語支援員の研修の充実
今年度は担当教員等の研修が十分できなかったので、来年度は年に~3回交流の機会を設けたい。 センター校での取組や効果的な教材の紹介等を行いたい。
(2) 多言語化への対応
今年度はタガログ語への対応が十分できなかったので、来年度は母語支援員の経費を予算化し、急な要請に対応できるようにしたい。
電話番号:03-6734-2035
-- 登録:平成24年09月 --