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学校での実践、人つくり(よりよい学習環境をつくる)

<教職員>

  • 国際理解教育の推進
    • 教育の国際化・人権教育・開発教育 等
  • JSLカリキュラムに関する研修

<保護者>

  • 外国人保護者会

教職員

国際理解教育の推進

教育の国際化、人権教育、開発教育、等
東京都 目黒区
  • 帰国幼児児童生徒を中心として、他の幼児児童生徒との相互啓発の在り方やそれぞれの個性を生かした学習の在り方や、一人ひとりのニーズに応じた指導の在り方などを明らかにした。
千葉県 船橋市 葛飾中学校
  • 外国人児童生徒のための選択英語の実践
  • 外国人児童生徒が自身の母語を使う場面を学校生活につくることにより、外国人児童生徒の存在感が高められると共に他の児童生徒の国際理解が進んだ。(ワールドストーリーテリング、選択英語 等)
三重県 亀山市
  • センター校において、外国人児童生徒の指導方針に関して職員の共通理解を図っている。
  • 転入したばかりの児童にとっては心のケアも重要なので、1週間に1時間、在籍外国人児童全員が集まる時間も設定している。市単の通訳から、母語による日本の習慣や学校行事の説明、自国の文化を紹介する時間にあてており、児童たちの楽しみな時間となっている。
  • 各クラスにおいて、4月当初、人権教育の面から仲間づくりをめざし多文化共生及び外国人児童理解教育を実施している。
福井県 越前市
  • 国際理解教育の推進
     「総合的な学習の時間」の中に国際理解教育を位置づけ、異文化理解の向上を図った。また、特別教室にポルトガル語の言葉を掲示したり、普通教室にあいさつの言葉などを掲示して、朝の会や帰りの会などにポルトガル語であいさつ等を行った。
     児童集会では、ブラジル籍児童を中心とした活動のプログラムを組み込み、言葉や母国の紹介、生活の様子などを全校児童に広めることができた。
     また、教員の指導力向上の視点から、次のような取組みも行ってきた。
    • 教員の指導力向上・研究成果の普及の工夫
       校内研修、資料の配付、担当者からの情報提供を適宜実施している。
    • 「外国人児童生徒教育担当者指導連絡会」(年2~3回実施)
       市教育委員会担当者、外国人児童生徒が在籍する拠点校の指導教員が参加し、各校の実践発表や指導方法の検討を中心にした情報交換を行う。
    • 校内授業研究
       市指導主事訪問等を中心に、指導担当教員の授業を参観し、研究討議を行った。
神奈川県 川崎市 京町小
  • 研究テーマ 相手の立場や思いを知り、進んで関わり合う子
     -国際理解教育を推進した教育課程の編成をして-
     研究のグランドデザイン
    1. 外国人児童への指導の充実
       連絡調整係による柔軟な週案の作成と指導の共有化
       日本語指導等協力者や大学生ボランティアとの連携およびきめのこまかい指導の推進
    2. 外国人保護者と教職員が手を携えて
       「ふれあいまつり」といった年中行事や総合的な学習の時間等において多文化共生をめざす国際理解教育の推進
    3. 総合教育センターとの連携
神奈川県 川崎市 富士見中
  • 研究テーマ 互いの「違い」を尊重し、豊かな社会性を持つ生徒の育成
     研究のグランドデザイン
    1. 学習指導の充実
       日本語教室の指導の充実
       多岐にわたる日本語教室のあり方の教職員、保護者への共通理解を図る
       評価評定の検討
       学習意欲を引き出す評価評定、進路希望の実現に向けた評価評定の検討
    2. 学校・家庭・地域の連携
       学校生活の理解を深めてもらう手立てとしての保護者会の充実
    3. 国際理解教育の推進
       相互が尊重しあえる学級作り
       帰国・外国人生徒が発言できる環境作り
神奈川県 川崎市 今井小
  • 研究テーマ  多文化共生 伝え合う力を育てるために
     研究のグランドデザイン
    1. 適応指導、日本語指導、学習指導の充実
       日本語指導を必要とする児童の指導方針の決定と指導の検討
       国語科「聞く・話す」の領域を中心として伝え合う力の育成
    2. 保護者・地域・学校との連携
       帰国保護者会の開催(年3回)
       ふれあいフェスタ国際コーナーの運営協力
       帰国外国人児童生徒ガイドブック作成への協力
    3. 国際理解教育の推進
静岡県 牧之原市 センター校(細江小学校)
  • 外国人児童が通常学級の授業でも「分かる」「できる」ことを実感できるように、授業の学び方に視点を当てた研修を全職員で行った。「問題をつかむ」「追究する」「練り合う」「まとめる」のサイクルに適応できるように「分かりやすい日本語で話す」「必要に応じてふりがなをつける」などの配慮を行った。
  • 国際理解教育推進のための教育活動の改善・充実を行った。年3回の児童会が中心となった「国際理解集会」では、外国のあいさつや外国の遊び紹介など、外国文化に触れる機会を設け、全校児童の多文化協働意識を高めた。また、朝のあいさつ運動で英語、ポルトガル語、タガログ語、中国語のあいさつを取り入れ、外国に対する児童の興味や関心を高めた。
茨城県 神栖市 センター校(軽野東小学校)
  • 学習における国際化(授業における外国人児童等への支援と生かし方)
    1. 「『分かる授業』実現のために」の作成
       教師自身が意識して実践すべきことを8項目にまとめ、毎日の指導に生かした。
      • 児童の実態に応じた、授業や教材開発に取り組む。
      • 基礎・基本をふまえた課題を設定する。
      • 具体物や視聴覚教材を積極的に用いる。
      • 観察や実験などの体験的な学習や作業的な学習を取り入れる。
      • 説明や講話等のとき、ゆっくりと分かりやすく話す。
      • 板書、配付物、掲示物等、学級の実態に合わせ、ふりがなを付ける。
      • 自己評価カード等を用いて、学習を振り返らせる。
      • 交流学級における授業において、特別支援教室との連携を密にする。
         その結果、授業中、分かりやすくゆっくりと話すように心がけている教師や、分かりやすい授業を行うために、具体物やカードなどを用意している教師が増えた。また、席替えやグループ編成をするときに、外国人児童等を意識して行う教師が増えた。
    2. 「授業における外国人児童等への支援と生かし方」の作成
       授業における外国人児童等への支援と生かし方をまとめ、指導に生かした。
       今までの指導案の中から教科ごとに授業における外国人児童等への支援と生かし方についてまとめ、誰でも簡単に「国際化」を意識した指導ができるようにした。
    3. 学び方の手順の作成
       算数や国語の学習において、「学び方の手順」「指導過程と板書構成」「ノート」「ノートの使い方」についてまとめ、「分かる授業」作りに役立てた。「ハンドサイン」についても確認し、授業に役立てた。
    4. 「教材リスト」の作成
       教材リストを作成し、分かる授業づくりに使用した教材を整理した。単元名、教材、教材を使用する場面、使用方法を明記し、ファイルにまとめた。実際の教材は、学年ごとに分けて資料室に保管した。教材には、写真を一緒に添付し授業に対するイメージを膨らませやすくした。
    5. 交換授業の実施
       通常の学級担任と日本語指導教室や特別支援学級担当者の間での交換授業を実施した。通常の学級の担任にとっては、日本語指導や特別支援教室での指導を経験し、外国人児童や特別支援教室在籍児童の様子や実態をより深く理解するために、日本語指導教室担当者や特別支援教室担当者にとっては、日本語指導の技術や個別指導の技術を生かし、誰にでも分かる授業を行うために実施した。
  • 開発教育の実践
    • 開発教育年間指導計画の作成
       開発教育とは、「よりよい未来を協力して切り開いていく(=開発)ために、子どもたちが地球市民としての考え方や態度を身に付けられるようにする教育」であり、「公正公平な社会を創るための教育」である。開発教育を行うことによって、一人一人を大切にすることやみんなで協力することの良さに気付き、世界に目を向け自分にできることを考えられる児童の育成を目指している。開発教育は、「知り、考え、行動する」ことを目指し、「参加」を一つの目標とする教育活動のため、「参加型学習」と呼ばれる学習方法が活用されることが多い。「参加型学習」の中で教室でも行いやすいものとして、ディベート、ランキング、フォトランゲージ、シュミレーション、ロールプレイ、プランニングなどの手法がある。
       学年ごとにできる開発教育を選び、略案や資料等を載せて、年間指導計画を作成した。夏休みに開発教育についての職員研修を行ったり、開発教育の授業研究を行ったりした。

JSLカリキュラムに関する研修

千葉県 船橋市
  • 外国人児童生徒の日本語習得状況をJSLバンドスケールで把握することにより、個人の実態に合わせた指導が可能になった。
  • JSLカリキュラムによる日本語指導を行うことにより生活を通した学習用語の習得が可能になった。

保護者

外国人保護者会

茨城県 神栖市
  • 外国人保護者会の実施(センター校)
     保護者同士の交流を深められるよう、話し合い中心の懇談会の形式から、それぞれの国の料理を持ち寄ってのパーティー形式とした。また、今回は外国人の保護者の方たちをより理解してもらい、地域でも受け入れてもらえるようにと考え、新たに本校のPTA役員、地区委員にも参加してもらった。100人近い参加者があり、盛大な会を開くことができた。
千葉県 船橋市 葛飾中学校
  • 外国人生徒及び保護者に対する進路ガイダンスと卒業生との交流

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

-- 登録:平成21年以前 --