国立大学等の特色ある施設2012

 国立大学等は、長年にわたり我が国の成長や発展に必要な人材育成、学術や文化の継承と発展、地域社会や産業への貢献などの役割を果たしてきています。キャンパスを構成する建物などの施設は、こうした国立大学等の活動を支える基盤として不可欠なものです。
 近年、我が国における少子高齢化の進行や急激なグローバル化等は、幅広い分野に影響を及ぼしており、国立大学等が課題解決の原動力となることへの期待は大きく、施設についても、グローバル人材の育成、地域再生の核となる大学づくり、イノベーションの創出等に関連する新たなニーズが発生しています。また、地球温暖化対策など建築物全般に係る社会の要請についても、公共的施設として率先して行う必要があります。
 以上のように、国立大学等の施設整備を取り巻く状況は複雑ですが、老朽化対策による安全・安心の確保など基本的な事柄も含め、トップマネジメントによる長期的な展望に立った戦略的な施設経営を行うことが当該大学等の発展に寄与するものと考えられます。
 本書は、国立大学等が最近行った施設整備の中から、先進的な事例を選定し、その特色を紹介するものです。国立大学法人等の役員、教職員を始め、広く関係の皆様が、本書に収録された事例を参考にされ、高等教育施設の水準がさらに向上することを期待しています。

国立大学等の特色ある施設2012

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大臣官房文教施設企画・防災部参事官付

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電話番号:03-5253-4111(内線2322)

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(大臣官房文教施設企画・防災部参事官付)