第2章 点検・改善マニュアルの調査分析1‐1

 本章では、文部科学省から「学校施設の防犯対策に関する点検・改善マニュアル作成支援事業」(参考資料P.60参照)の委嘱を受けて点検・改善マニュアルを作成した3事例(1.武蔵野市教育委員会、2.滑川市教育委員会、3.国立大学法人群馬大学)の取組を紹介し、その内容について整理・分析する。
 また、文部科学省が実施した「学校施設の防犯対策に関する点検・改善マニュアルの事例調査」(参考資料P.64参照)により、学校や地方公共団体等から提出された78件の点検・改善マニュアル等について全体傾向をまとめるとともに、防犯対策に係る施設の点検・評価の実施方法について参考となる例を紹介する。

1. 点検・改善マニュアル作成の取組事例(文部科学省支援事業)の調査分析

1‐1 支援事業概要

(1)目的

 学校施設の安全管理に関する取組を推進するためには、定期的に、より実効性のある点検を実施するなどの取組が重要であることから、市町村教育委員会等と域内の学校が連携して、学校施設の防犯対策に関する点検・改善マニュアルの作成及び既存の防犯マニュアルの点検・改善に関する項目の見直しを行なうことを支援する。

(2)委嘱内容

  1. 検討組織の設置
  2. 点検・改善マニュアルの作成

(3)委嘱先

  1. 武蔵野市教育委員会(東京都)
  2. 滑川市教育委員会(富山県)
  3. 国立大学法人群馬大学(群馬県)

(4)実施期間

 平成17年10月28日~平成18年3月31日

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部施設企画課

(大臣官房文教施設企画部施設企画課)

-- 登録:平成21年以前 --