敷地への出入りを徹底管理、学校の特色にあわせた防犯対策

22 S大学附属養護学校(静岡県)

電気錠で門扉を管理

キーワード

  • 囲障・門により侵入を制御
  • インターホンと防犯カメラで確認後に電気錠を操作
  • 非常押しボタンで迅速な伝達と対応

基本方針と主な取組

囲障・門により侵入を制御

 子どもたちが構内でのびのびと遊んだり運動したりすることは教育上不可欠な事項であり、その環境を確保しながら安全を守る方策を検討した。具体的には、囲障・門により外部からの侵入の防御を図っている。

インターホンと防犯カメラで確認後に電気錠を操作

 門扉はすべて電気錠により施錠している。来校者はインターホンを通じて事務室に連絡し、ロックを解除してもらう。
 門扉は閉じられると自動的にロックがかかるようになっており、不注意などで門扉が開いたままの状態とならないように、開いている状態を知らせる制御盤と防犯カメラを事務室に設置している。
 また正門には警備員を配置しており、校地周囲の巡回監視も行っている(写真上、写真2、3、4)。

非常押しボタンで迅速な伝達と対応

 不審者の侵入などの危機発生時には、各所に設けられた非常押しボタンによって危機の発生を校内に知らせ、迅速に対応できるように配慮している(写真5)。

防犯対策に取り組むきっかけ

 社会的に学校防犯の課題が指摘され、本校においても学校防犯体制の見直しを行った。
 前述のハード面での取組とともに、文部科学省通知の「幼児児童生徒の安全確保及び安全管理についての点検項目」等を参考に、危機管理マニュアルを作成して安全確保の周知徹底を行っている。

評価と今後の課題

 今後は、ハード、ソフトの両面を両立させ、ハードのみに頼らない防犯体制を確立していくことが重要であると考えている。防犯設備は、誤動作やいたずら、動作不良等が起こらないよう定期的に点検・修理を行う必要がある。

  1. 配置概略図
    1.配置概略図
  2. 門に設置された連絡用インターホン
    2.門に設置された連絡用インターホン
  3. 門周辺を監視する防犯カメラのモニター装置
    3.門周辺を監視する防犯カメラのモニター装置
  4. 門扉の電気錠操作盤
    4.門扉の電気錠操作盤
  5. 非常押しボタン
    5.非常押しボタン

お問合せ先

文教施設企画部施設企画課

-- 登録:平成21年以前 --