囲障の強化と警備員の対応により不審者侵入を防止

14 O小学校(大阪府)

警備員による正門の監視

キーワード

  • 警備員による正門の24時間監視
  • 敷地周囲の囲障を強化
  • 職員室の移設と防犯カメラによる監視
  • 登下校通知システムの検討

基本方針と主な取組

警備員による正門の24時間監視

 正門は児童の登下校時以外は閉門し、警備員が24時間出入りを監視している(写真上、写真2)。保護者等の関係者には許可書(名札)の着用を徹底している。
 来訪者は、正門脇の警備員室で記名のうえ名札を受け取り入校する。来客の応対は事務室で行う。
 学校行事においては、参加許可証や校章シールを行事ごとに色分けして関係者に配付している。

敷地周囲の囲障を強化

 大阪府内で発生した学校への不審者侵入事件を契機に、校舎敷地周囲の塀に忍び返しを設置するとともに、門扉を高く改修している(写真3)。

職員室の移設と防犯カメラによる監視

 小学校本館建設の際に、職員室を運動場が見渡せる場所に移動している(写真4)。正門、東門など目の行き届かない場所については防犯カメラを設置し、常時人がいる職員室、事務室及び警備員室でモニターにより監視している(写真5)。

登下校通知システムの検討

 保護者がパソコンや携帯電話により児童の登下校を確認できるシステムについて、実証実験を行っている(図6)。

防犯対策に取り組むきっかけ

 広域から公共交通機関を利用して通学する児童の安全確保と安全教育の観点から防犯対策に取り組んでいる。
 過去に発生した学校侵入事件や、近年の児童連れ去り事件、インターネットへの書き込み事件等に対し、その都度対策を講じながら現在のハード面の強化を含む防犯対策に至っている。

評価と今後の課題

 これまで、「緊急災害対策マニュアル」により防犯に関する訓練を警察等の協力を得ながら実施してきた。
 また、学校行事ごとに警備実施計画を作成するとともに、事後には反省会を実施し、ハード・ソフト両面の見直しを図っている。

  1. 学校全景
    1.学校全景
  2. 正門は警備員が24時間監視
    2.正門は警備員が24時間監視
  3. 敷地周辺に設置された忍び返し
    3.敷地周辺に設置された忍び返し
  4. 職員室から運動場が見渡せる
    4.職員室から運動場が見渡せる
  5. 防犯カメラの集中管理システム
    5.防犯カメラの集中管理システム
  6. 実証実験中の登下校通知システム
    6.実証実験中の登下校通知システム

お問合せ先

文教施設企画部施設企画課

-- 登録:平成21年以前 --