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学校施設の防犯対策に関する調査研究報告書 [第4章]4-3
4
-3 避難経路
(1)
非常時に児童生徒等が迅速に避難できるよう、複数の避難経路を確保する等の配慮が重要である。
(2)
通常の施錠管理を確実に行うとともに、火災や地震等の避難時には内側から簡単に解錠できる構造にも留意することが望ましい。
(1)
経路の設定
○
避難経路は可能な限り、日常と同じ経路を使うことが望ましいが、日常使用しない階段については、施錠管理によって不審者の侵入から守ることが重要である。
○
わかりやすい避難経路であるとともに、複数の経路で避難することを念頭に計画することが重要である。犯罪企図者に対しては、必ずしも避難階への避難方向が望ましいとも限らないため、様々な想定をたてて避難の経路を検証することが重要である。
○
避難経路は、教職員等が低学年の児童や幼児を誘導しやすいものとするとともに、児童生徒等にとっても把握しやすいものとなるよう、十分な検討を重ねることが重要である。
(2)
避難階の出入口管理
○
非常口については、出入口からの犯罪企図者の侵入を防ぐため、死角にならない十分な配慮を行うとともに、扉を常時閉鎖し施錠しておくことが重要であるが、非常時の避難に配慮し、適切な施錠管理を行うことも重要である。具体的には、内部からはサムターン等により解錠できる自動施錠機能付きの扉を設置することが望ましい。
○
アラーム付きの非常錠や火災警報との連動、地震の震動等で解錠する機能の施錠装置を設置することも有効である。
■
写真4-3-1
避難階段における侵入防止対策の例
・
避難階段の出入口は、見通しのきく扉や乗り越えにくい侵入防護柵等、死角にならない配慮をしつつ、外部からの侵入も防いでいる。
(3)
サイン計画
○
学校施設の複合化や地域開放に伴って、様々な人の学校施設の利用が想定されるため、避難経路について誰もがわかるようにサイン計画等で明快に示すことが重要である。また、学校開放時における避難経路に不都合がないかについても、確認することが望ましい。
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