3‐4 外灯

(1)夜間における安全性を確保するため、門やアプローチ、敷地境界、建物周囲等の適切な位置に、人の行動を視認できる程度以上の照度を確保できる間隔で外灯を設置することが重要である。その際、省エネルギー対策や近隣の住宅への影響等にも留意することが望ましい。

(2)不審者が侵入する可能性のある場所や通用門、駐車場等に、外灯の外にセンサー付きライト等を必要に応じ設置することも有効である。

(1)明るさの確保

  • 冬季の夕方等はかなり暗くなるため、登下校時に利用するアプローチ、門扉、建物周囲等には、適切な位置に道路の照明とのバランスを考慮して外灯を設け、暗がりをつくらないようにすることが重要である。

(2)地域における位置づけ

  • 外灯の設置に際しては、国、都道府県、市町村といった道路管理者や、地域住民等の参画により、総合的に計画することが重要である。
  • 地域開放を行うゾーンを敷地外周部の近い位置に配置し、街路側に明かりが灯るようにすることも、一般の通行人に安心感が与えられ有効である。

(3)照度のバランス

  • 場所による極端な明暗の差が生ずると、わずかな暗がりで視認できなくなることがあるため、人の行動を適確に視認するためには、ある程度均質な照度分布を確保することが重要である。
  • 少数の外灯で必要照度を確保する計画の場合には、高輝度で高さのあるポール状のものを採用することとなるため、近隣への影響を考慮することが重要である。また、照明器具を選ぶ際には、配光分布等に十分注意を払うことが重要である。

(参考)人の行動を視認できる程度の照度

 4メートル先の人の挙動、姿勢等が識別できる程度の照度をいい、水平面照度が概ね3ルクス程度のものをいう。(出典:「安全・安心まちづくり推進要綱」平成12年2月 警察庁)

(4)センサー付きライト

  • センサー付きライトは、警戒域に入ると点灯するため、不審者を驚かせる意味で効果的である。従って、通用門、駐車場等、目的のある人しか近寄らない場所等に配置することが有効である。

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