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3‐3 囲障

(1)学校の領域性を確保し不審者の侵入を防ぐため、周辺地域の状況や施設の配置に応じて守るべき領域の境界に囲障を計画することが重要である。

(1)守るべき領域の境界としての囲障

  • 守るべき領域については、敷地から教室まで様々な設定の仕方があり、一つの領域の防犯機能に頼りすぎると、万が一不審者に侵入された際、適切な対応ができず、かえって危険な状態となり得る。守るべき領域を段階的に設定し、それぞれの領域について適切な防犯対策を組織的に実施することが重要である。この意味で、囲障については、侵入を直接防止することに加え、守るべき領域を明確にするという役割も踏まえて計画することが重要である。

(2)囲障の形態

  • 囲障の形態については、下記のようなものが想定される。選択する際は、地域の状況やソフト面の安全管理体制等を十分に考慮して検討することが重要である。
  • 物理的な境界を設けずに学校の安全を確保するためには、日常的に地域と連携し防犯体制を整備すること、建築計画的・設備的な対応に万全を期すこと、警備員配置等ソフト的に対応することなど、総合的に計画することが重要である。

図3‐3‐1 敷地・建物・囲障の関係図
 図3‐3‐1 敷地・建物・囲障の関係図

写真3‐3‐1 敷地の外周を囲障で囲い、その中に校舎を配置した例
 写真3‐3‐1 敷地の外周を囲障で囲い、その中に校舎を配置した例

  • 敷地の外周を、ネットフェンスと植栽を組み合わせ、景観的に配慮した囲障で囲い、その中に校舎を配置している。

写真3‐3‐2 建物の外壁で敷地の境界をつくり、校庭部分は囲障を設置した例
 写真3‐3‐2 建物の外壁で敷地の境界をつくり、校庭部分は囲障を設置した例

  • 建物の外壁が直接敷地の境界をつくっているが、教室が直接道路に面する部分には、間に緩衝ゾーンとしてテラスを挟んで、スクリーンを設けている。

写真3‐3‐3 敷地の外周を建物の外壁で囲い、門扉を設置した例
 写真3‐3‐3 敷地の外周を建物の外壁で囲い、門扉を設置した例

  • 建物の外壁で境界を作り、導入部に門扉を設け、敷地外周部の領域を形成している。この例は、中庭(校庭)を校舎が取り囲む平面形で、境界内に入ると周りから見られるような形になっている。しかも地域のコミュニティ施設等との複合施設であり、来訪者が多くの地域の人の目に入る空間構成になっている。

(2)囲障を計画する際、特に防犯の面からは、周辺からの見通しを妨げるブロック塀等は避け、視線が通り死角を作らないフェンス等を採用することが重要である。また、周辺環境との調和を図るため、植栽等と組み合わせることも有効である。

(3)学校建物が周辺建物と密接して立地している場合等で、隣接建物等から不審者の侵入が心配される状況では、囲障について十分な高さや形状を確保することが重要である。

(4)不審者の侵入や接近を防ぐため、防犯カメラや赤外線センサー等の防犯設備を、必要に応じ囲障の周辺に設置することも有効である。

(1)見通しのよい囲障

  • ブロック塀や万年塀等は周辺からの見通しを妨げることとなる。防犯の面からは、学校内部から視線が通り、敷地の外の様子を把握できることが望ましく、死角を作らないフェンス等を採用することが重要である。

(2)囲障の景観的側面

  • 学校の敷地周長は長く、地域の中で道路景観に及ぼす影響は大きい。従って、周辺環境との調和や潤いのある景観を作るためには、視線が通るデザインのものであっても、フェンスだけではなく植栽等と組み合わせることも有効である。

写真3‐3‐4 敷地境界に植栽を施した潤いのある景観の囲障
 写真3‐3‐4 敷地境界に植栽を施した潤いのある景観の囲障

  • 敷地境界に植栽を施し、歩道側の植栽とあわせて緑豊かな歩行者空間を形成している。

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文教施設企画部施設企画課

-- 登録:平成21年以前 --