「大学知的財産本部整備事業」事後評価結果報告書 はじめに

 「大学知的財産本部整備事業」(以下「本事業」という。)は、大学の知的財産の創出・管理・活用という、新たな機能を着実に実施するための体制を整備し、知の活用を新たな知の創造にまで結びつけるという「知的創造サイクル」の実現を目的とするものである。このため、安定した体制が整備され「知的創造サイクル」が実現するまでの、5年間の継続的な支援を前提に43件の計画を推進し、事業の効率的・効果的な実施のために、事業開始から2年後の平成17年7月に中間評価を行ったところである。
 この度、平成15年度から平成19年度までの事業実施期間が終了したことにより、科学技術・学術審議会技術・研究基盤部会産学官連携推進委員会に設置されている、産学官連携や知的財産活動に関する「産」、「学」の有識者からなる大学知的財産本部審査・評価小委員会(注)(以下「審査・評価小委員会」という。)において、実施機関の取組状況の評価を行い、本事業の効果・成果を分析した。
 今後、文部科学省において、この報告書を参考に他施策の実施や新たな施策の企画・立案の検討がなされるとともに、改善すべき点などを含め大学等に評価結果が伝えられることにより、今後、大学等において主体的かつ多様な特色ある産学官連携活動が図られることが望まれる。

(注)参照:参考資料6.科学技術・学術審議会技術・研究基盤部会産学官連携推進委員会大学知的財産本部審査・評価小委員会委員名簿

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(研究振興局研究環境・産業連携課技術移転推進室)

-- 登録:平成21年以前 --