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量子ビーム

(3)どんな成果が期待できるの?パート2

 2つ目は、従来の10億倍という明るさと光の波がそろっているレーザーという光の品質の良さを最大限に活かした例を紹介します。
 私たちが具合の悪いときに服用している薬の多くは、細胞の表面にある「膜タンパク質」という分子に作用していると考えられています。この膜タンパク質の原子レベルでの形が分かれば、そこにぴったりはまって作用する薬をデザインできるので、10年といった長期間を要している薬の開発期間を短くし、新規に開発される薬の種類を飛躍的に増やすことができます。
 しかし、従来の装置では、結晶化がとても難しいこの膜タンパク質の大きな結晶を作らないと構造を解明できませんでした。極めて明るく質の良い光を出すSACLAを使えば結晶にすることなく1つの膜タンパク質からでも鮮明に構造を解析できるようになり、重要な膜タンパク質の構造がたくさん解明され、革新的な薬の開発が進むことが期待されています。

原子レベルで解明する膜タンパク質の構造

図:原子レベルで解明する膜タンパク質の構造

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(4)SACLAのココがスゴイ!ベスト5!

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研究振興局基盤研究課量子放射線研究推進室

 

(研究振興局基盤研究課量子放射線研究推進室)