10-3.第59次南極地域観測隊 公開利用研究・継続的国内外共同観測一覧

1.公開利用研究 

番号

申請研究課題代表者 

所内対応者

対応部会

研究課題名

観測隊

区分

 実施希望地域

派遣希望者数

氏名

所属・部署

氏名

1

五十嵐 喜良

京都大学

菊池 雅行

南極観測
委員会

南極における緊急時メッセージ通信システムに関する研究

越冬

昭和基地周辺
沿岸露岩域
氷床上


2

久慈 誠

奈良女子大学 

塩原 匡貴

気水圏

しらせ搭載全天カメラ観測による南極航海中の雲の出現特性


海洋
海氷上


3

後藤 慎平

東京海洋大学

工藤 栄

生物圏

多次元観測水中無人探査機を用いた南極湖沼のハビタットマッピング


沿岸露岩域

その他

2

4

森本 真司

東北大学

後藤 大輔 

気水圏

しらせ船上での大気中O2/N2及びCO2濃度の連続観測


海洋


5

村越 真

静岡大学


南極観測

委員会

フィールド安全教育プログラムの開発に向けたリスク対応の実践知の把握


海洋
昭和基地周辺
沿岸露岩域

氷床上

1

6

村田 健史

情報通信研究機構


南極観測
委員会

IoT型センサーによる南極観測拠点の遠隔監視技術


海洋
昭和基地周辺

その他 


7

池田 博

筑波大学

土井浩一郎

地圏

 超伝導重力計の冷凍機性能に関する調査研究


昭和基地周辺
沿岸露岩域 

1

8

西村 浩一

 名古屋大学

平沢尚彦

気水圏

吹雪の広域自動観測と時空間構造の解明による南極氷床の質量収支の定量的評価


氷床上

2

2.継続的国内外共同観測

 現在、共同観測実施予定機関と準備中。

【今後の予定】

1.公開利用研究

 当該隊における申請課題の採否を審査するに当たって、南極観測船「しらせ」や昭和基地などの施設・設備の利用可否、観測隊の全体計画にもとづいて、国立極地研究所南極観測センターが当該隊とともに実行可能性を検討する。
また、申請課題に関連する専門部会等の所内委員会における報告・審議を経て、最終的には南極観測審議委員会で決定し、更に南極地域観測統合推進本部総会の承認を経て、公開利用研究課題が当該隊へ引き渡される。
 現地観測が終了した研究課題については、自己点検をもとに専門部会や所内委員会で報告や問題点の検討を行っており、公開利用研究の申請から評価まで一連のシステムとして推進している。

2.継続的国内外共同観測

 南極地域観測第8期において実施実績があり、第9期においても継続的な要請が寄せられている委託課題については、要請元である国内外の大学等研究機関と国立極地研究所との協定等に基づき、実施課題として当該隊へ引き渡される。
新規に要請がなされた課題は、実行可能性について公開利用研究と同様の検討・審議を経た上で、採択を行う。 

お問合せ先

研究開発局海洋地球課