ITERサイト決定について

  我が国は、ITER(イーター)建設地として青森県六ヶ所村を国内候補地に決定し(平成14年5月閣議了解)、政府、産業界、学界、地元等が一体となって積極的にITERの誘致に取り組んできました。
  しかしながら、3年以上にわたるサイト交渉の継続は望ましくなく、人類の将来のためには1日も早くITER計画を開始すべきこと、また、ITERが欧州に設置されるとしても、我が国はITERの準ホスト国ともいうべき地位を確保できること、さらに、幅広いアプローチ活動を我が国で実施することにより、ホスト国である欧州と並ぶ重要な国際研究拠点となること等から、ITER建設地が欧州になったとしても、国益は十分に守ることができると判断するにいたりました。
  その結果、平成17年(2005年)6月に、モスクワで開催されたITERサイト決定のための閣僚級会合において、ITERをフランス・カダラッシュに設置することが決定しました。

非ホスト国(日本)の主な役割

  • 幅広いアプローチ活動の実施
  • ITER機構長の推薦
  • 原型炉を国際協力で行う場合に、日本が建設候補地を提案した場合は、欧州はそれを支持
  • 共同宣言

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研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

電話番号:03-6734-4163
ファクシミリ番号:03-6734-4164

(研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))

-- 登録:平成21年以前 --