科学研究費補助金(新学術領域研究)に係る中間評価について

科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会

 科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会(以下「審査部会」という。)は、平成21年度に発足した新学術領域研究(研究領域提案型)の研究領域について、領域代表者からの報告をもとに、『科学研究費補助金「新学術領域研究(研究領域提案型)」の評価要綱』(平成22年5月13日科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会決定)の規定に基づき、中間評価を行った。
 中間評価の概要は次のとおりである。

新学術領域研究(研究領域提案型)

 新学術領域研究(研究領域提案型)は、「研究者又は研究者グループにより提案された、我が国の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について、共同研究や研究人材の育成等の取り組みを通じて発展させること」を目的とした研究種目である。
 研究領域の設定期間は5年間であり、研究領域設定後3年度目に中間評価を行うこととしている。

中間評価(対象研究領域数…21)

 中間評価に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会において行うこととしており、中間評価の方法は、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。

人文・社会系委員会  平成23年9月29日
理工系委員会        平成23年9月5日
生物系委員会       平成23年9月1日
複合領域委員会      平成23年9月9日

 以上の調査結果に基づき、平成23年10月6日に開催した審査部会で審議した各研究領域の評価は以下のとおりである。

A+「研究領域の設定目的に照らして、期待以上の進展が認められる」・・・ 5研究領域

A  「研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる」・・・11研究領域

A- 「研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの進展が認められるが、一部に遅れが認められる」・・・ 4研究領域

B  「研究領域の設定目的に照らして研究が遅れており、今後一層の努力が必要である」・・・ 1研究領域

C  「研究領域の設定目的に照らして、研究成果が見込まれないため、研究費の減額又は助成の停止が適当である」・・・ 該当なし

お問合せ先

研究振興局学術研究助成課

-- 登録:平成24年02月 --