科学研究費補助金(特定領域研究)に係る中間・事後評価について

科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会

 科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会は、特定領域研究の研究領域について、研究経過・成果等の状況を把握し、その後の研究の更なる発展に資するために、「科学研究費補助金における評価に関する規程」(平成14年11月科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会決定)の規定に基づき、中間・事後評価を行った。
 中間・事後評価の概要は次のとおりである。

特定領域研究

 特定領域研究は、「我が国の学術研究分野の水準向上・強化につながる研究領域、地球規模での取り組みが必要な研究領域、社会的要請の特に強い研究領域を特定して、一定期間、研究の進展等に応じて機動的に推進し、当該研究領域の研究を格段に発展させること」を目的とした研究種目であり、研究領域の設定期間は3~6年間である。
 研究領域の設定期間に応じて定めた時期に中間評価を、設定期間終了後に事後評価を行うこととしている。

(1)中間評価(対象研究領域数…14)

 中間評価に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系の各委員会において行うこととしており、中間評価の方法は、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。
  人文・社会系委員会  10月  1日
  理工系委員会       9月30日
  生物系委員会     10月  2日

 以上の調査結果に基づき、10月23日に開催した審査部会で審議した結果、各研究領域の評価は以下のとおりである。
  A  「現行のまま推進すればよい」             7研究領域
  A-「努力の余地がある」                          5研究領域
  B  「一層の努力が必要である」              2研究領域
  C  「研究費の減額又は助成の停止が適当である」  該当なし

(2)事後評価(対象研究領域数…18)

 事後評価に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系の各委員会において行うこととしており、事後評価の方法は、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。

  人文・社会系委員会  10月  1日
  理工系委員会            9月29日
  生物系委員会          10月  2日

 以上の調査結果に基づき、10月23日に開催した審査部会で審議した結果、各研究領域の評価は以下のとおりである。
  A+「研究領域の設定目的に照らして、期待以上の研究の成果があった」      5研究領域
  A  「研究領域の設定目的に照らして、十分な成果があった」              12研究領域
  B  「研究領域の設定目的に照らして、十分ではなかったが一応の成果があった」 1研究領域
  C  「十分な成果があったとは言い難い」                           該当なし

お問合せ先

研究振興局学術研究助成課

-- 登録:平成22年01月 --