平成15年度科学研究費補助金の配分について

平成15年4月
文部科学省
研究振興局学術研究助成課

 科学研究費補助金は、我が国の学術を振興するため、人文・社会科学から自然科学まであらゆる分野における優れた独創的・先駆的な研究を格段に発展させることを目的とする研究助成費で、大学等の研究者又は研究者グループが計画する基礎的研究のうち、学術研究の動向に即して、特に重要なものを取り上げ研究費を助成するものである。大学等の学術研究を推進し、我が国の研究基盤を形成するための基幹的な経費である。
 平成15年度予算額については、厳しい財政状況の中、対前年度62億円増(3.6パーセント増)の1,765億円を計上し増額を図ったところである。また、科学研究費補助金の審査・評価についてより公正で透明性の高い評価システムを確立するため、文部科学省において学術調査官を増員するとともに、日本学術振興会においては、学術システム研究センターを新設し、学術動向を調査するなど評価体制の充実を図ったところである。
 平成15年度の配分については、昨年末、文部科学省及び日本学術振興会において大学等の研究者から約11万件の申請を受け付け、科学技術・学術審議会及び日本学術振興会科学研究費委員会において配分審査が行われている。
 審査を終了した種目から順次交付の内定を行っており、現在までに、文部科学省からは4月1日付け及び4月15日付けで特定領域研究、萌芽研究、若手研究及び学術創成研究費について、日本学術振興会からは4月15日付けで基盤研究について、それぞれ交付の内定を行った。
 今回、これらについての配分状況等をとりまとめたので公表する(内定件数:約3万9千件、内定額:約1,353億円(間接経費89億を含む))。

附属資料

お問合せ先

研究振興局学術研究助成課

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