数学・数理科学研究の加速 ~産学協働・分野融合によるイノベーションの創出・社会課題の解決~

  AIが一層進展し、コロナ禍の克服に向け、社会全体でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められるウィズコロナ・ポストコロナ時代に対応して、その基盤となる数学・数理科学(Mathematical Sciences)の重要性はかつてなく高まっています。
 我が国は、アジアで最多のフィールズ賞を受賞するなど、数学・数理科学の学術活動は国際的にも高く評価され、アジアにおいて先導的な役割を果たしてきた歴史を有します。しかし、諸外国で国策として数学・数理科学研究の振興が活発化しており、研究力の指標などから、我が国の相対的な地位の低下を示す傾向がみられるなど、現在の優位的な地位が危ぶまれつつあります。
 こうした国内外の状況の中、令和3年3月、「第6期科学技術・イノベーション基本計画」で、基盤分野を含めた数理・情報科学技術に係る研究を政府として加速していくことが閣議決定されました。
 文部科学省では、こうした政府方針や社会からの要請を受け、歴史的な優位性を保持し、数学・数理科学の力でイノベーションを創出し社会課題を解決していけるよう、数学・数理科学を新たな時代に対応した形で振興していきます。

令和6年度戦略目標として「新たな社会・産業の基盤となる予測・制御の科学(JST)」が策定されました

「2030年に向けた数理科学の展開-数理科学への期待と重要課題-」の策定

アジア太平洋数理・融合研究戦略検討会

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研究振興局 基礎・基盤研究課

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(研究振興局基礎・基盤研究課)