大学改革GPナビ-Good Practice-(第107号)

●INDEX●

◇[各プログラムの選定状況について]
(1)大学の世界展開力強化事業の選定状況について
(2)博士課程教育リーディングプログラムの採択拠点の決定について
◇[提言型政策仕分けについて]
◇[大学教育改革プログラム合同フォーラムについて]
◇[平成23年度科学技術人材育成費補助事業「テニュアトラック普及・定着事業(個人選抜型)」の支援対象の選定について]
◇[関連記事掲載について]
◇[編集後記-編集部(補助金執行担当)大学改革推進室 岩村 徹]

●[各プログラムの選定状況について]●

 国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの申請状況をお知らせします。

(1)大学の世界展開力強化事業の選定状況について

「大学の世界展開力強化事業」は、アジア及び米国等との高等教育ネットワークの構築を図ることにより、我が国の大学の世界展開力を強化し、グローバルな社会で活躍できる人材を育成するため国際的な枠組みでの高等教育の質保証を図りながら、外国人学生の戦略的受入れ、日本人学生と日中韓・米国等の外国人学生との協働教育による交流を行う事業に対して重点的に財政支援することを目的としています。
 事業初年度となる本年度は、91校から183件の申請があり、25件〔19校〕を選定いたしました。選定結果については、11月1日付けで公表しています。詳細は、文部科学省及び独立行政法人日本学術振興会のWebサイトからご覧ください。

文部科学省
平成23年度大学の世界展開力強化事業の採択事業の決定について

独立行政法人日本学術振興会
平成23年度大学の世界展開力強化事業の審査結果 (※独立行政法人日本学術振興会ホームページへリンク)

 【本件担当】
  高等教育局高等教育企画課国際企画室調整係
  03-5253-4111(内線:2625、3352)

(2)博士課程教育リーディングプログラムの採択拠点の決定について

「博士課程教育リーディングプログラム」は、優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え、広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーへと導くため国内外の第一級の教員・学生を結集し、産・学・官の参画を得つつ、専門分野の枠を超えて博士課程前期・後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築・展開する大学院教育の抜本的改革を支援し、最高学府に相応しい大学院の形成を推進することを目的としています。
 平成23年度は、「オールラウンド型」、「複合領域型」(「環境」「生命健康」「安全安心」「横断的テーマ」)、「オンリーワン型」について公募を行い、全国の国公私立大学63校から101件の申請がありました。
 この度、博士課程教育リーディングプログラム委員会(委員長:安西祐一郎 中央教育審議会大学分科会長、独立行政法人日本学術振興会に事務局を置く)において審査を行い、オールラウンド型3件、複合領域型(環境)4件、複合領域型(生命健康)4件、複合領域型(安全安心)2件、複合領域型(横断的テーマ)2件、オンリーワン型6件、合計21件を採択いたしました。
 採択結果については、11月29日付けで公表しています。詳細は、文部科学省及び独立行政法人日本学術振興会のWebサイトからご覧ください。

文部科学省
(平成23年度「博士課程教育リーディングプログラム」の採択拠点の決定について)

独立行政法人日本学術振興会
(博士課程教育リーディングプログラム)(※独立行政法人日本学術振興会ホームページへリンク)

【本件担当】
 高等教育局大学振興課大学改革推進室大学院係
 03-5253-4111(内線:3312)

 

●[提言型政策仕分けについて]● 

 11月21日に提言型政策仕分けが行われ、「教育:大学改革の方向性の在り方」について、検討が行われ、以下のような提言が出されました。

<提言>
 大学の国際通用力の向上の在り方については、「教育分野」における向上などその具体的な達成目標と達成時期並びにその評価基準について明確化を図る。まずは各大学による自己改革によってその実現を図る。
 少子化傾向の中での大学経営の在り方については、教育の質の確保と安定的な経営の確保に資するため、大学の教育の内容、例えば、生涯教育の拡充などへの転換を含む自律的な改革を促すとともに、寄付金税制の拡充等自主的な財源の安定に向けた取組を促す仕組みを整備する。
 法科大学院の需給のミスマッチの問題については、定員の適正化を計画的に進めるとともに、産業界・経済界との連携も取りながら、法科大学院制度の在り方そのものを抜本的に見直すことを検討する。
 大学改革の全体の在り方については、国は大学教育において如何なる人材を育成するかといったビジョン及びその達成の時期を明示した上で、その実現のため第三者による評価などの外部性の強化に加え、運営費交付金などの算定基準の見直しなどの政策的誘導の在り方について検討する。加えて政策評価の仕組みの改善についても併せて検討する。

 詳細については、行政刷新会議のWebサイトにて公表されておりますので、ご覧ください。

提言型政策仕分け詳細と結果速報(※行政刷新会議ホームページへリンク) 

●[大学教育改革プログラム合同フォーラムについて]●

 大学教育改革プログラム合同フォーラムにつきまして、平成23年度は開催を見合わせることといたしました。本フォーラムは優れた取組を広く社会に情報発信することで、高等教育の更なる活性化を促進することを目指し、平成18年度から実施してきたところでございますが、これまでの情報発信の成果等を総括し、よりよい形につなげていきたいと考えております。参加をご希望されていた皆様おかれましては、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申しあげます。

 ●[平成23年度科学技術人材育成費補助事業「テニュアトラック普及・定着事業(個人選抜型)」の支援対象の選定について]●

 テニュアトラック普及・定着事業(個人選抜型)の支援対象者が決定しましたのでお知らせします。
 選定結果の詳細については、文部科学省Webサイトで公表していますのでご覧ください。

(平成23年度科学技術人材育成費補助事業「テニュアトラック普及・定着事業(個人選抜型)」における支援対象者の選定について)(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

【本件担当】
 科学技術・学術政策局基盤政策課基礎人材係
 03-5253-4111(内線:4021)

●[関連記事掲載について]●

 文部科学時報(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)11月号では、これまでに国公私共通プログラムで選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。

<11月号>

(報告1)岡山大学
   
「ARTプログラムによる医学研究者育成」
   (平成21年度 組織的な大学院教育改革推進プログラム選定取組)

 (報告2)岐阜大学
   
「ネットワーク大学コンソーシアム岐阜を基盤とした駅前サテライト型教育システムの構築」
   (平成21年度 大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム選定)

●[編集後記]●
◇[編集後記-編集部(補助金執行担当)大学改革推進室 岩村 徹]

 10月から、大学改革推進室において補助金執行業務を担当しております岩村と申します。この度、大学支援業務に携わることとなり、身が引きしまる思いです。よろしくお願い致します。
 早いもので、2011年も残すところ1ヶ月あまりとなりました。今年を振り返りますと、今まで経験したことのない様々なことに直面し、日常生活を振り返り、今度どのように進んでいくかを考えさせられる転機を迎えた年だったように思います。
 新しい時代を迎えるにあたり、期待と不安がありますが、自身の担当業務を通じ、少しでもお役に立てるよう精一杯日々の業務を全うし、大学支援に貢献できればと思います。

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 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

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