大学改革GPナビ-Good Practice-(第79号)

●INDEX●

◇[各プログラムの公募等のお知らせ]

(1)「大学教育・学生支援推進事業」の公募について
(2)「組織的な大学院教育改革推進プログラム」の公募について
(3)「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の公募について
(4)「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」の公募について
◇[GP選定取組の実施状況レポート(神戸学院大学)]
◇[関連記事掲載について]
◇[平成20年度担当者による回顧録]
◇[編集後記(予算等全体調整担当)大学改革推進室改革支援第一係 児玉 央子]

 ●[各プログラムの公募等のお知らせ]●

 平成21年度の国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの公募等に関するお知らせをお届けします。
 今回は、3月末から本日(4月17日)までに公募通知を発出した4つのプログラムについてお知らせします。公募要領等の詳細については、各Webサイトをご覧ください。
 各プログラムに応募を希望する場合は、各Webサイトから公募要領等関係資料をダウンロードいただきますようお願いします。
 諸事情により関係書類をダウンロードいただくことができない場合は、各担当までご連絡ください。郵送等にて直ちに関係書類を送付します。

 ■(1)「大学教育・学生支援推進事業」の公募について  □
 このたび、「大学教育・学生支援推進事業」の平成21年度の公募について4月17日(金曜日)付けで各国公私立の大学 、短期大学、高等専門学校に通知しましたのでお知らせします。
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【「大学教育・学生支援推進事業」について】
 昨年度、「特色ある大学教育支援プログラム」と「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」を発展的に統合し、各大学等の教育の質向上に向けた取組を支援する「質の高い大学教育推進プログラム」を実施しました。
 その後、昨年12月の中教審答申「学士課程教育の構築に向けて」等において、 特に大学教育の質保証の必要性が提言されたことや、各方面より様々な指摘 があったこと等を踏まえ、内容を見直し、大学における学部教育等の充実や、 就職支援等の総合的な学生支援機能の強化を図るための取組の具体化・実質化、 改善・充実を図る「大学教育・学生支援推進事業」を本年度より新たに実施することとしました。
 また、国の事業について、その事業目的や具体的な効果を社会にわかりやすく説明することが求められている現状を踏まえ、本事業においては各取組における達成目標の設定と達成状況の評価を通じて、達成度を評価することとしています。 

 本事業の内容は、テーマAとテーマBに分かれており、それぞれ関係書類や 、申請書提出先等が異なりますのでご注意ください。
 <テーマA>大学教育推進プログラム 
 担当課:高等教育局 大学振興課  申請書提出先: 独立行政法人 日本学術振興会
 <テーマB>学生支援推進プログラム
 担当課:高等教育局 学生・留学生課(旧 学生支援課) 
 申請書提出先:独立行政法人 日本学生支援機構
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【今後の公募スケジュール】
公募通知   4月17日(金曜日)
公募説明会 4月21日(火曜日)【大阪会場】
                 4月23日(木曜日)【東京会場】
公募受付 <テーマA> 5月28日(木曜日)~29日(金曜日 )
         <テーマB> 5月13日(水曜日)~15日(金曜日)
結果通知 <テーマA> 8月下旬頃
         <テーマB> 6月上旬

(「大学教育・学生支援推進事業」のWebサイトはこちら)https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp/1260843.htm
  また本事業の審査・評価等を行う、独立行政法人日本学術振興会及び、独立行政法人日本学生支援機構のWebサイトもアップされましたのでご覧ください。
<テーマA>(日本学術振興会「大学教育推進プログラム」のWebサイト
http://www.jsps.go.jp/j-pue/index.html
<テーマB>(日本学生支援機構「学生支援推進プログラム」のWebサイト
http://www.jasso.go.jp/sien_suishinpro/sien_suishinpro.html

 ※公募説明会に参加される方は、本Webサイトから公募要領等を印刷し必ず持参するようにしてください。

【本件担当】
・<テーマA>大学教育推進プログラム 大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3317)
・<テーマB>学生支援推進プログラム 学生・留学生課 03-5253-4111(内線2519)

■(2)「組織的な大学院教育改革推進プログラム」の公募について □
 平成21年度「組織的な大学院教育改革推進プログラム」の公募通知を4月16日(木曜日)付けで各国公私立の大学に通知しましたのでお知らせします。

【今後の公募スケジュール】
公募通知    4月16日(木曜日)
公募説明会 4月20日(月曜日)【大阪会場】
                 4月22日(水曜日)【東京会場】
公募受付   5月21日(木曜日)~22日(金曜日)
結果通知   8月下旬

(公募関係Webサイトはこちら)
<文部科学省>
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1003662/www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1260444.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます
<独立行政法人日本学術振興会>
http://www.jsps.go.jp/j-daigakuin/

【本件担当】
大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3312)

■(3)「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の公募について □

 平成21年度「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の公募通知を4月15日(水曜日)付けで各国公私立の大学に通知しましたのでお知らせします。

【今後の公募スケジュール】
公募通知    4月15日(水曜日)
公募説明会 4月20日(月曜日)【大阪会場】
                 4月22日(水曜日)【東京会場】
公募受付   5月15日(金曜日)・18日(月曜日)
結果通知(予定)6月下旬

(公募関係Webサイトはこちら)
<文部科学省>
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/1260324.htm
<独立行政法人日本学術振興会>
http://www.jsps.go.jp/j-kokusaika/index.html

【本件担当】
高等教育企画課国際企画室 03-5253-4111(内線3352)

■(4)「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」の公募について □
 平成21年度「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」の公募通知を3月27日(金曜日)付けで各国公私立の大学に通知しましたのでお知らせします。

【今後の公募スケジュール】
公募通知   3月27日(金曜日)
公募受付  5月 7日(木曜日)~8日(金曜日)
結果通知  6月下旬

(公募関係Webサイトはこちら)
<文部科学省>
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1003662/www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1259206.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

【本件担当】
医学教育課大学病院支援室 03-5253-4111(内線2578)

 

●[GP選定取組の実施状況レポート(神戸学院大学)]●

 GP選定取組について、編集部が直接大学等を訪問し、取組内容などのお話を伺ってきました。
 今回は、神戸学院大学の取組について紹介します。

 神戸学院大学
「防災を軸とした地域との相互教育プログラム」 (平成17年度現代GP選定取組)

 本取組は、社会科学・人文科学などの学部横断型の教育プログラムとして、防災・社会貢献ユニットを立ち上げています。本ユニットでは、幅広い教育と柔軟な対応力を持ち、防災や社会貢献に役立とうとする熱意を持った人材育成を目的とし、学生を主体とした実学教育、社会と一体となった参画型プログラムとなっています。
 特長としては、1)学部横断型の教育プログラムを構築、2)ユニットへの参加者は1学年50名程度と少人数教育、3)地域での活動や開発途上国での支援などフィールドワークを重視、4)NPO等でのインターンシップをカリキュラムの中で実施、5)2年次からいわゆるゼミ活動を行い先輩後輩の絆を構築していることなどが挙げられます。 
 そして、座学と実践教育(例えば、地域防災マップの作成、小学校での防災出前授業など)を融合することで学生が自ら考え活動する能力を身に付けています。また、学生が主体となった防災活動が評価され、国や自治体から現代GPの活動による成果に対して表彰等を受けており、自治体や地域社会からの評価も高く、地域貢献活動としても期待されています。 
 さて、今回、現代GPと共に歩んだ第1期生の卒業研究発表会に参加する機会があったので傍聴させていただきました。今回は代表者6名の発表でしたが、全ての学生が発表資料(パワーポイント)を作成し、15分程度でプレゼンテーションを行い、質疑応答という流れで発表会が行われました。防災に関するテーマ、福祉などの社会貢献に関するテーマ、NPOや自治体等に関するテーマなど多岐に渡る内容があり、興味深く聞かせていただきました。
 発表資料は実に工夫されており、見やすさ、伝えたいことが明確に盛り込まれていました。また、単に原稿を読むのではなく、自分の言葉で説明するなど、資料作成能力やプレゼン能力が身についているという点で学習成果があったと実感できました。
 現代GPの取組により学生が主体となった教育プログラムを展開することで、学生が自ら学ぶ環境を整備するなど、本大学の教育取組に対する熱意を感じることができた機会でした。
(神戸学院大学の取組についてはこちらから)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~gakusai/bosai/index.html

 

●[関連記事掲載について]●

 文部科学時報4月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)では、これまでに教育GPで選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。
(報告1)安田女子短期大学「「課題探究能力」の育成」(平成20年度 教育GP選定取組) http://www.yasuda-u.ac.jp/hisyo/diy/2008GP.htm
(報告2)岐阜薬科大学「創薬学士力養成プログラム」(平成20年度 教育GP選定取組)http://www.gifu-pu.ac.jp/educate/educate05.html

 ◆文部科学時報とは!?
 文部科学行政の「今」が読みやすく分かる、総合政策マガジンです。
 上記のGP選定取組の現状・成果を紹介する「進む大学教育改革」の連載をはじめ、文部科学行政の様々な情報を提供しています。
 4月号では、「本を愛する、人になる」、「第50回科学技術週間」を特集でお届けします。
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8560894/www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/jihou/detail/1217902.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

 

●[平成20年度担当者による回顧録]●

 新しい年度を迎え、編集部でも異動がありました。4月に編集部から新しい部署へ異動した旧担当者からの「回顧録」をお届けします。

◇編集部(教育GP・合同フォーラム担当)  大学改革推進室専門職 林 正敏
 昨年度,教育GPと合同フォーラムを担当させていただきました。教育GPでは、各大学等から939件とたくさんの申請があり、申請件数の多さに、各大学等の教育改革に対する意識の高さを感じたことを思い出します。また、合同フォーラムにおいても,分科会やポスターセッション等を通じ、皆さんが熱心に情報交換をしている光景を見て意欲の高さを感じたところです。
 今年度より信州大学に勤務することとなりましたが、新たにスタートする「大学教育・学生支援推進事業」をはじめ、国公私立大学を通じた大学教育改革支援事業の更なる発展をお祈りしています。

◇編集部(予算・補助金執行担当)     大学改革推進室改革支援第一係 樋口 瞳
 6ヶ月という短い期間ではございましたが、GP選定校から届いた補助金の申請書等に埋もれつつも、GPを通して先進的な取組に触れることができました、ありがとうございました。
 4月からは同じ大学振興課の短期大学係で仕事を行いますので、短期大学の方々は引き続きよろしくお願いします。短期大学で行われている優れた取組を発見し、GPへの応募も含めて短期大学を支援できたらと思っています。

 

●[編集後記]●

◇編集部(予算等全体調整担当)   大学改革推進室改革支援第一係 児玉 央子
 4月よりGPのとりまとめ担当になりました。児玉(こだま)と申します。昨年度は私学助成の担当をしていました。引き続き補助金に関する業務ですが、基盤的経費と競争的な資金という違いがあります。山に例えると基盤的経費である私学助成は裾野を広げ固める仕事で、競争的な資金であるGP事業は高さを積み上げる仕事だと考えています。これからは更なる高みを目指す全国の大学のお手伝いが出来ることを非常に嬉しく思っています。ご指導の程、よろしくお願い致します。

 

 ◇文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

 ◇ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。

 ◇GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
  お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
  なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。

★このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。 
このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

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大学改革GPナビ-Good Practice-
編 集 長:文部科学省高等教育局大学改革推進室長
発    行:文部科学省高等教育局大学改革推進室
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          03(5253)4111(内線:3319、3321) 

大学教育の充実-Good Practice-
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm

大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバーhttps://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm

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高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

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