平成20年9月
●INDEX●
◇ | [各プログラムの選定状況]
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◇ | [平成21年度概算要求について] | ||||||
◇ | [中央教育審議会に対する諮問「中長期的な大学教育について」] | ||||||
◇ | [産学連携による人材育成について(他省関連事業の紹介)] | ||||||
◇ | [関連記事掲載について] | ||||||
◇ | [編集後記-編集部(予算等全体調整担当)大学改革推進室改革支援第一係長 丸岡 充] |
●[各プログラムの選定状況]●
国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの選定状況をお知らせします。
■(1) | 大学院教育改革支援プログラム□ 「大学院教育改革支援プログラム」は、大学院における優れた組織的・体系的な教育プログラムへの重点的な支援を通じて、大学院教育の実質化を推進することを目的に、平成19年度から実施している事業です。 平成20年度については、161大学から273件の申請をいただき、日本学術振興会が運営する「大学院教育改革支援プログラム委員会」(委員長:石弘光放送大学長)による審査の結果、47大学66件の教育プログラムが採択されました。 採択されたプログラムにおいては、各構想のもと、大学院教育の充実に向けた活動を着実に展開するとともに、その取組に関する情報を広く提供し、他大学が大学院教育の実質化に取り組む際の参考となることを期待しています。 最後に、ご多忙中、精力的に審査にあたっていただいた各委員に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
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■(2) | 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム□ 「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の選定結果を9月1日(月曜日)に公表しました。 大学・短期大学・高等専門学校における教育研究資源を活用した、社会人のキャリアアップ、子育て等により就業を中断した女性の再就職、ニート・フリーターの正規雇用化などに資する体系的な短期教育プログラムの開発・普及を目指す取組として、150件の申請の中から34件が選定されました。 最後に、申請いただいた大学関係者や精力的に審査を担当いただいた各委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本年度の選定結果については、下記URLから参照してください。
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■(3) | 産学連携による実践型人材育成事業-サービス・イノベーション人材育成-□ 「産学連携による実践型人材育成事業-サービス・イノベーション人材育成-」の選定結果を9月1日(月曜日)に公表しました。 この事業は、製造業とともに経済を支える「双発のエンジン」となっているサービス産業において、高いレベルの知識と専門性を有するとともに、サービスにおける生産性の向上やイノベーション創出に寄与しうる資質をもった人材を育成するための教育プログラムの開発を文部科学省が大学に委託するものです。 本年度は、国公私立大学から40件の応募をいただき、選定委員会を経て、7件のプログラムが選定されました。 最後に、申請いただいた大学関係者の方や精力的に審査を担当いただいた生駒委員長をはじめとする委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本年度の選定結果については、下記URLから参照してください。
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●[平成21年度概算要求について]●
8月末に平成21年度概算要求を提出しました。厳しい財政状況ではありますが、大学教育改革への取組が一層推進されるよう、「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援の充実等」として約1,135億円(対前年度比 約455億円増)を要求したところです。
今回の概算要求では、本年度実施している教育GPについて、目的の明確化を図り、各大学等において達成目標を明確化した教育の質保証のための優れた取組を支援する「学士力確保と教育力向上プログラム」として要求しています。また、戦略的大学連携支援事業については、国公私の複数大学の連携による教育の質保証の取組を支援する「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として要求しています。
大学院関係では、国際的に卓越した教育研究拠点形成を重点的に支援する「グローバルCOEプログラム」、大学院におけるコースワークの充実等の優れた組織的・体系的な教育の取組を支援する「組織的な大学院教育改革推進プログラム」等を拡充し計上しているところです。
この他、留学生30万人計画と大学の国際化を推進するための「国際化拠点整備事業(グローバル30)」や、医学教育を通じた医師不足対策として「医師不足対策人材養成推進プラン」などの多様なプログラムや、既存のプログラムの拡充等を要求しており、各大学等における大学教育改革の取組を一層推進し、大学教育の充実や高等教育の更なる活性化が図られるよう、きめ細やかな支援を行っていきたいと考えています。
なお、概算要求の詳細については、今後順次「大学改革GPナビ」でお知らせしたいと考えています。
【本件担当】
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●[中央教育審議会に対する諮問「中長期的な大学教育について」]●
本日(9月11日)に鈴木文部科学大臣から中央教育審議会に対して、「中長期的な大学教育の在り方について」と題した諮問が出されました。
本格的な知識基盤社会に向かい、国際的な競争が一層激しくなる現在、大学に対する社会からの期待は極めて大きく、社会の様々な分野において活躍できる優秀な人材の育成とともに、大学教育の質の確保と保証が不可欠となっております。このため、本諮問においてはその転換と革新のための議論が必要になっていることから、中央教育審議会において、中長期的な大学教育の在り方について審議してもらうことを目的としたものです。
その背景としては、本年7月1日に閣議決定された、「教育振興基本計画」において、平成20年度から24年度までの「5年間を高等教育の転換と革新に向けた始動期間と位置づけ、中長期的な高等教育の在り方について検討し、結論を得ることが求められる」とされたことがあります。
主な審議事項としては、大きく「社会や学生からの多様なニーズに対応する大学制度及びその教育の在り方について」、「グローバル化の進展の中での大学教育の在り方について」及び「人口減少期における我が国の大学の全体像について」の3点です。
より具体的には、第1の「社会や学生からの多様なニーズに対応する大学教育の在り方について」では、(1)社会や学生等からの多様なニーズに対応する大学教育を実現するための「学位プログラム」を中心とする大学制度及びその教育の再構成、(2)社会的要請の特に高い分野における人材養成、(3)多様なニーズに対応する大学教育を実現するための質保証システム、(4)学生の履修等を含めた総合的な支援方策等について検討して頂くこととしております。
第2の「グローバル化の進展の中での大学教育の在り方について」では、(1)大学の国際競争力の向上のための方策、(2)大学の評価における国際的な視点の導入と世界的規模での大学に関する評価活動への対応、(3)アジア域内等の国際的な学生・教員の流動性向上の促進等について検討して頂くこととしております。
第3の「人口減少期における我が国の大学の全体像について」では、(1)人口減少期における大学全体の健全な発展の在り方、(2)大学の機能別分化の促進と大学間のネットワークの構築、(3)全国レベルと地域レベルのそれぞれの人材養成需要に対応した大学政策の在り方等について検討して頂くこととしております。
なお、本諮問内容の詳細については、今後、文部科学省のWebサイト上アップされる予定ですので、そちらをご覧頂きたいと思います。
【本件担当】
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●[産学連携による人材育成について(他省関連事業の紹介)]●
産学連携に関する、経済産業省主催の事業を紹介します。
シンポジウム「産学連携による人材育成について-先進事例からの示唆-」
きたる9月16日(火曜日)に、東京国際フォーラム ホールB7で産学連携人材育成事例研究プログラム「産学連携による人材育成について-先進事例からの示唆-」(主催:経済産業省)を開催します。本プログラムは9月16日から18日までの3日間開催する「イノベーション・ジャパン2008-大学見本市」の「企画プログラム」の一つとして、開会挨拶、基調講演、報告、事例発表、パネルディスカッションを行います。この中で文部科学省より、大学教育における課題並びに産学連携による人材育成に当たっての産業界に対する期待についての報告、岡山大学より教員評価の取組についての事例発表などが予定されています。
(参加申込先)
http://expo.nikkeibp.co.jp/innovation/forum/program.html#Category01
(※イノベーション・ジャパン2008ホームページへリンク)
【産学連携人材育成事例研究プログラム事務局】
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●[関連記事掲載について]●
文部科学時報9月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)では、これまでに特色GP・現代GP等で選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。
(報告1) | 松本大学松商短期大学部「キャリア教育をベースとした課程教育の展開」 (平成18年度 特色GP選定取組) http://www.matsumoto-u.ac.jp/matsumoto_u/gp/ (※特色GP-松本大学松商短期大学部ホームページへリンク) |
(報告2) | 首都大学東京「企画評価力を備えた創造的生命研究者の育成」 (平成19年度 大学院教育改革支援プログラム選定取組) http://dept.biol.metro-u.ac.jp/GP.html (※首都大学東京 生命科学コース・生命科学専攻ホームページへリンク) |
◆ | 文部科学時報とは!? 文部科学行政の「今」が読みやすく分かる、総合政策マガジンです。 上記のGP選定取組の現状・成果を紹介する「進む大学教育改革」の連載をはじめ、文部科学行政の様々な情報を提供しています。 9月号の特集記事は「新しい時代の社会教育」などです。
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●今号の「(連載)GP事業の成果と今後の展開」については、お休みさせていただきます。(編集部)
●[編集後記-編集部(予算等全体調整担当)大学改革推進室改革支援第一係長 丸岡 充]●
毎年この時期、市内の小中学生が夏休みに行った理科研究を集めて展示する催しがあり、私も何故か毎年見に行っているのですが、子どもらしいユニークな研究から夏休みのすべてをつぎ込んだような大作まで、様々な研究発表が出展されており、何度も感心させられました。
さて、今回のGPナビでもお知らせしましたが、先月末に21年度概算要求を財務省に提出しました。まずは年末の予算編成に向けて厳しい日々が続きますが、地道にがんばっていきたいと思います。
◇ | 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。 「質の高い大学教育推進プログラム」の通称を「教育GP」と言っています。 |
◇ | ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。 |
◇ | GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。 |
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大学改革GPナビ-Good Practice-
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大学教育の充実-Good Practice-
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm
大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm
-- 登録:平成21年以前 --