大学改革GPナビ-Good Practice-(第29号)

平成18年7月14日



文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。

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INDEX
[「魅力ある大学院教育」イニシアティブ採択結果について]
[GPに関するQ&A]
[編集後記-編集部(特色GP・補助金執行担当)(大学改革推進室改革支援第2係)菱川 有美



●[「魅力ある大学院教育」イニシアティブ採択結果について]●

 多数の申請をいただきました平成18年度の「魅力ある大学院教育」イニシアティブについて、7月12日(水曜日)に採択結果を公表しました。
 本事業に申請をしていただいた各大学関係者の方、精力的に公正な審査を行っていただいた各委員の先生方に厚く御礼申し上げます。

(「魅力ある大学院教育」イニシアティブ委員会石弘光委員長のコメント)

 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ委員会において、本事業の平成18年度採択教育プログラム46件〈人社系16件、理工農系19件、医療系11件〉を選定した。

 本事業は、現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な研究者養成に関する教育プログラムに対し、重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化(教育の課程の組織的展開の強化)を推進することを目的として、平成17年度から文部科学省の新規事業として開始されたものである。

 平成18年度も、昨年度に引き続き、多くの国公私立大学から大学院教育の実質化に向けた意欲的な教育プログラムの応募をいただき、多種多様な268件の申請があったところである。これらの教育プログラムは、昨年度の採択された教育プログラムの取組事例や、先般の「新時代の大学院教育-国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて-」(平成17年9月5日中央教育審議会答申)の趣旨を十分に踏まえたものが多数見受けられ、昨年度にも増して審査は非常に困難を極めたところである。

 本委員会では、昨年度の審査の経験を踏まえ、よりきめ細かい審査により、大学の個性や特色を活かした魅力的な大学院教育の構築に向けた教育プログラムを、厳正かつ公正に採択できるよう、審査方法・体制等の充実を図りつつ、大学関係者・学識経験者による分野別審査部会を設け、当該専攻の課程の目的・役割に照らし、書面審査、ヒアリング審査・合議審査を実施した。昨年度に比して採択率が非常に厳しい中、こうした厳正な審査のプロセスを経て、大学院教育の実質化に資する先導的な教育プログラム46件を選定したところである。

 今年度採択された教育プログラムは、先に述べたとおり、2年目を迎えた本事業の目的とする情報提供の成果として、大学院教育の実質化が定着しつつあることを窺わせる優れた教育プログラムが多数見られた。また、昨今の動向を踏まえ、産業界等との連携や国際交流を通じた人材養成機能の強化を図る取組や、女性研究者の育成にも配慮した取組などが見られた。

 採択された各大学においては、審査における助言等を参考とし、大学院教育の先導的なモデルとして、これらの教育プログラムの実現に向けて適切に努力し、そのプロセスも含めた成果の普及により、我が国の大学院教育の実質化に多大な波及効果がもたらされることを期待したい。

 我が国の大学院教育は、欧米に比べ依然として教育機能が弱いという批判がある。文部科学省においては、厳しい財政状況の下ではあるが、大学院教育の実質化のさらなる定着化と促進のため、引き続き、積極的な財政支援に努められたい。
 最後に、ご多忙中、短期間にも拘わらず、精力的に審査に当たって下さった各委員と書面審査の先生方に心から感謝の気持ちを述べたいと思う。

(平成18年度「魅力ある大学院教育」イニシアティブ採択結果はこちら)
http://www.jsps.go.jp/j-initiative/data/sinsa/sinnsakekka18.pdf



●[GPに関するQ&A]●

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス
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(Q)
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 このたび本学の事務組織改組に伴い、今まで配信いただいておりましたアドレスが変更になりました。ついては、変更の手続きを教えてください。

(A)
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●[編集後記-編集部(特色GP・補助金執行担当)(大学改革推進室改革支援第2係)菱川 有美]●

 GPナビ読者の皆様、こんにちは。大学改革推進室の菱川です。
 日本中が盛り上がった2006FIFAワールドカップも終わり、気がつけば、7月も中旬にさしかかろうとしています。私も着任してから3ヶ月が過ぎました。着任してすぐに受付となった、「現代GP」や「特色GP」も今月いよいよ面接審査やヒアリングが始まり、平成18年度の選定作業も大詰めを迎えています。
 今号で、「「魅力ある大学院教育」イニシアティブ」の採択結果についてお知らせしていますが、今月から来月は、新たな優れた取組が発表される注目の時期です!
 優れた取組といえば、「特色GP・現代GPイベント-インフォメーション&レポート」のページには、特色GP・現代GPに選定された各大学等の一般の方を対象にしたイベント情報が掲載されています。私は、各大学等から寄せられた情報を取りまとめているため、毎月目を通す訳ですが、面白そうなイベントがたくさんあります。私が学生のときは、こういった情報が今ほど簡単に手に入らなかったので、少しうらやましく思います。
掲載されているイベントのほとんどが、参加資格を問わない、どなたでも参加できるものなので、是非、一度参照してみてください!

(特色GP・現代GPイベント-インフォメーション&レポート-はこちら
(各大学等の一般の方を対象としたイベントを紹介しています))
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05122101.htm

◇GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
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大学改革GPナビ-Good Practice
編集長: 文部科学省高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
電話:03-5253-4111(代表)(内線:3319、3321)

大学教育の充実-Good Practice
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm
大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm


 

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