大学改革GPナビ-Good Practice-(第18号)

平成18年1月



 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

 「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。

 ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。

 平成18年1月から「大学改革GPナビ」の一般配信が可能となりました。配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。

https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm



●INDEX●
[編集長就任挨拶(高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司)]
[現代GPフォーラム受付開始について]
[現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」]
[レポート]
(1)18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラムについて
(2)18年度特色ある大学教育支援プログラムについて
[18年度政府予算案について
[GPに関するQ&A]
[編集後記~編集部(特色GP・補助金執行担当)
(大学改革推進室改革支援第2係)入垣 治徳]



[編集長就任挨拶(高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司)]●

 1月20日付けで大学改革推進室長に就任するとともに、大学改革GPナビの編集長に就任いたしました。前職は、研究振興局の技術移転推進室長として、研究面における産学連携の推進や大学が生み出す知的財産の有効な活用・大学の知の社会への還元の促進を担当していました。

 その際、イベントや研修会などで数多くの大学を訪問する機会を得ましたが、行く先々の大学で、学長や副学長などから「特色GPに選ばれています」、「現代GPの知的財産関連教育の推進に選ばれました」、「産学連携教育も進めています」など、GPに関する熱い思いをお聞かせいただきました。そこには、大学関係者のGPに対する強い誇りを感じるとともに、GP選定を一つの契機に、大学の特色を発揮し、改革を推進していこうとする意気込みを感じました。

 今後も、このGPナビを通じ、各大学等の生き生きとした取組を全国に提供することにより、GPによる大学改革の波を全国の大学等へ発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。



[現代GPフォーラム受付開始について]

 かねてよりお知らせしていました現代GPフォーラムのパネルディスカッション及びグループディスカッション(各テーマ別)の受付を平成18年1月30日(月曜日)15時より開始する予定です。
 参加希望の方は下記のURLからお願いします。申し込みの際にご記入いただいたメールアドレス宛に、受付完了メールが送信され、そのメールが当日の受付票となります。

(申し込みはこちらから(1月30日(月曜日)から受付開始予定です))
  http://www.juaa.or.jp/sien-program/h17/frame-needs-forum.html

 なお、18年度特色GP・現代GP公募要領等説明会は2月28日(火曜日)に大阪(メルパルク大阪)で、3月3日(金曜日)に東京(千代田区公会堂)で開催予定です(申し込み開始については後日お知らせします)。



[現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」]

 平成18年3月4日(土曜日)に予定している現代GPフォーラムにむけて現代GP選定委員会委員の先生方に抱負や17年度の審査についての感想などをいただき連載でお届けしています。
 連載第5回となる今回は、選定委員会・運営小委員会委員の谷口先生に来年度の審査方針の検討状況についてコメントをいただきました。



  ■□1■□

「18年度審査方針について」
運営小委員会委員 谷口 弘行(神戸学院大学法学部教授)



   18年度の審査方針の主な変更点としては、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」がテーマに応じた取組の公募であることを踏まえ、審査方針の第1項目に「テーマとの適合性」を位置付けることや、大学・短期大学・高等専門学校のそれぞれの目的や役割・機能に考慮した審査を行う旨の項目を追加するなど審査の充実に向けて検討を行っています。また、申請取組の「実績」について、審査の参考と位置付けるなどのために申請書様式も一部変更する予定です。
 申請を予定している各大学等におかれては、「申請書作成・記入要領」における申請書に記述する内容を踏まえつつ、審査方針の各項目についても参考にするなどして、申請書の作成をお願いします。


 現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」の過去の掲載分は、「大学改革GPナビ」バックナンバー掲載ページでご覧ください(第13号~第15号、第17号)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm

 現代GPフォーラムは、平成18年3月4日(土曜日)に東京ビッグサイトにて開催予定です。今回は新たにテーマ毎のグループディスカッションを開催します。パネルディスカッション・グループディスカッションの参加は1月30日(月曜日)15時から受付開始予定です。



[レポート]

高等教育に関する最新の話題などについてお届けします。



  ■□(1)■□

18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラムについて



   現在現代GP選定委員会で検討中の18年度公募に向けての検討状況についてレポートします。

18年度申請件数について

 今後の議論によりますが、現在「地域活性化への貢献(地元型)」又は「地域活性化への貢献(広域型)」のうちいずれか1件。それ以外の4つのテーマのうちいずれか2件。合計で最大3件まで申請を可能とする方向で検討されています。
 これは「地域の知の拠点再生プログラム(案)」との連動の関係や共同の申請を出しやすい仕組みを検討してほしいとの要望意見などをふまえたものです。
 テーマ名等の検討状況は、下記の現代GP選定委員会(平成18年1月10日)会議資料を参考にしてください。

「地域の知の拠点再生プログラム(案)」との連動について

 政府内における「大学と地域との連携による地域再生、都市再生についての政府内の動向」は「GPナビ」(第14号)でお伝えしました。

 大学等が持つ人的・物的資源を活用しながら、地域と連携した教育研究活動が積極的に展開されることはより一層の地域の活性化につながることから平成18年度の現代GPは、地域の大学の活性化・活用による地域再生の一環として、大学と連携した地域の自主的な取組に対する支援措置を盛り込んだ「地域の知の拠点再生プログラム(案)」に位置づけ、地域再生計画と連動を図ることで現在政府内関係部署と調整しています。

 具体的には、平成18年度現代GP「地域活性化への貢献」に選定された取組が、地方公共団体等と連携する取組で、地方公共団体が作成する地域再生計画において当該取組を位置づける場合には、当該地方公共団体は、内閣府が定めるスケジュールに基づき、内閣総理大臣に地域再生計画の認定を申請することができる取扱いとする予定です。

 ついては、各大学等の現在検討中の「地域活性化への貢献(地元型)」と「地域活性化への貢献(広域型)」に申請予定の取組が、地方公共団体等と連携する取組で、地方公共団体が地域再生計画の認定申請を予定している場合には、現代GP申請書に協定書等を添付することが想定されますので調整等の必要がある場合、早急に手続き方お願いします。

(「GPナビ」(第14号)バックナンバーはこちら)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601/015.htm#021

(現代GP選定委員会(平成18年1月10日)会議資料はこちら)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/needs/gijiroku/06011611.htm



  ■□(2)■□ 18年度特色ある大学教育支援プログラムについて



   現在特色GP実施委員会で検討中の18年度公募に向けての検討状況についてレポートします。

 18年度の変更点としては、1)各大学・短期大学の教育目的を達成するためにこれまで組織的・継続的に実施し実績をあげている取組を、2)各大学の学位を与える課程の教育目的・役割を明確化し、学生に対する体系的な教育として更に充実・発展する取組を対象とする点が挙げられます。
 申請の対象取組は、「実績+充実・発展」をあわせもつ取組とする予定です。

 また、申請件数については、修士・学士・短期大学士の各課程毎に1件申請できることとする方向で検討されています。
 今後も「大学改革GPナビ」や文部科学省webサイトで情報は随時発信していきますので検討の参考にしてください。



[18年度政府予算案について]

 18年度政府予算案について文部科学省ホームページに資料を公表しています。

(18年度政府予算案についてはこちら)
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11402417/www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h18/index.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます



[GPに関するQ&A]

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)
 前回の「GPナビ」での情報から現代GPに関する情報を拝見しました。
 現在本学では環境教育の取組について申請を検討中なのですが、現状の検討状況を教えてください。

(A)
 テーマ案「持続可能な社会につながる環境教育の推進」は、我が国が国連総会に決議案を提出するなどの働きかけもあり平成17年1月から始まった「持続可能な開発のための教育の10年」等の趣旨も踏まえ設定を予定しているものです。
 具体的には、大学等が持続可能な社会の実現に向けて、広い視点を持ちつつ実社会との交流による相互啓発的な中で行われる学生教育の取組を公募することとなる予定です。
 環境問題は、身近な課題である一方、温暖化等の課題は国境を越えた視点を持ちつつ考えていく必要があります。
 各大学等の“Think Globally, Act Locally”な取組の申請をお待ちしています。


 「GPに関するQ&A」でとりあげてほしい質問を随時募集しています。 daikaika@mext.go.jpまでメールにて送信してください。お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(Q&A)」の形式でお願いします。



[編集後記~編集部 (特色GP・補助金執行担当)
  (大学改革推進室改革支援第2係)入垣 治徳]●

 東京地方では数年ぶりの積雪がありました。私も朝、外を見てびっくりしましたが、地方出身なので、少々懐かしさを感じたりも。
 しかし、そろそろ特色GP・現代GPの公募要領も公表することになりますし、公募説明会、現代GPフォーラム、補助金交付の準備等、風邪などひいていられない時期に差しかかってきました。気合を入れ直していこうと思っております。

 受験シーズンまっただ中です。ふと思うのが、GPの取組を知ったのをきっかけに受験する高校生がどれくらいいるのかなということです。
 恐らく今現在、そういう高校生は少数だと思います。しかし将来こうしたメールマガジン、フォーラム、ホームページ上でのインフォメーションを見てGPを知ってもらい、関心を持っていただけたらいいなと思います。


 GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名は必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビなどで回答する場合もあります。



このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

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https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm


大学改革GPナビ-Good Practice
編集長: 文部科学省高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
03-5253-4111(内線:3319、3321)



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